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合成繊維の母なんて呼ばせたくて、嫁さんの倭姫にアクリル繊維を担当してもらった。特に急いでないけど、2つの重要な合成繊維素材を作ったので、どーせなら3大合成繊維と言われるアクリル繊維を作りたくなった。これ毛布などに使うケースがある。そのため代用できちゃうんだけどあれば便利かなと。
以前から考えてるが、日本はあまりに寒さに対して無防備な服が伝統のモノになりすぎてる。私は余程の事が無いとこの時代の服着ない。寒いから。偉い人なのにどうなのそれ?となるが、ここで自社製品を着る事で宣伝等になってると胡麻化してるしてる本音はあんな防寒性のない服着られるかって思ってる。
体にも悪いし、無駄な暖房のためのエネルギーを減らせる。ゆえに毛布ってのが念頭にあると創っておかないとなとなる。だがこれそこまでこだわる程じゃない。ナイロンに対してのPEほどじゃないんだ。PEはほんとすごい量合成繊維として使われてるからね。正直言えば、あったら便利かな?程度を使って嫁を尊敬の対象にしようかなと。
基本あまり発明者とか発見者の名前代々的にのこなさない。だが例外的に徳姫だけは残してる。何故か?皇族だからだ。傀儡としてるが、臣下に下ったものには活躍してほしいじゃない。そうする事で皇族が日本に貢献してると思わせたいんだ。後ママでも開発者って感じで元々数人しか子供作らず研究者きちんとさせるって結婚したから出産後も成果出させてあげたい。
まあ約束通り側室がもういるからね。なんか何その関係となるけど。彼女浮気してるわけじゃないから良いじゃない。どっちかと言えばこれ私が望んだんだよな。宗像に天皇家の血を入れたいから。逆に天皇家の方も繋がりを作らせたってのがある。私の知らんところで婚姻たくさんされるとちょっとね…。
それに政略結婚じゃないんだよな。私女性科学者好きなので…。後ナフサクラッキング後に出来るプロピレンが主原料なのも良いんだよな。上手くやらないとすべての分離したものが使えるってわけじゃないからな。これあまり使われないってのもあるんだよ。そういうの積極的に使わないと無駄になるからな。できる限り万遍に使うようなもの新たに作るようにしてる。
サーモリパック爆弾、ちょっと主旨を変えるか。圧縮からの解放って見方もあるが、これ粉塵爆発としての使用も可能だ。元々が石油などの液体が気化する爆弾だったためこの名前だったのだが、固体にした時粉塵爆発のタイプも作られた。こっちなら作れると思う。粒子の細かいアルミニウムを使って、爆発して拡散、その後着火のための火薬使用となる。
これなら原理が簡単なのでできると思う。元々はガスボンベを爆発されるようなものだったのだが、どっちかというとこれは燃えるのを重視してるタイプになる。どっちも強烈な酸素の消費があるため真空状態を作るため真空爆弾ってのは一致している。後はこれを、航空機からの落下とロケットランチャーによる発射に分けて使えば良いかと。
今はさっぱりだが、将来的に極地探検がいるな。2つの意味がある。とりあえず今すぐ興味が無いのは名誉以外何もないからな。だから急ぐ必要は全くない。だが名誉以外の意味がある。特に南極は南極に行くまでが大変なんだ。氷を砕く船が必要なのと、後は、南極向かう時の荒れ狂った海に耐えうる船の開発。
木造や帆船じゃ到底無理。それなりに大型の鉄の燃料を使った動力船じゃないと。すでにあるのはあるが、さらにしっかりした作りのモノを作りたいな。急ぐ旅じゃないし、燃料費も度外視で、頑丈な船にした方が良いと思うんだよな。タイタニックも流氷で沈没したんだっけ?まあ氷を砕くだけじゃなくて、地球で一番荒れる海を乗り切る頑丈さかな。
北極もそれなりにだが、南極北極共に上陸後も大変だな。雪上のための車を作るか?それとも犬ぞりか?いやー犬ぞりはまだ車が発達してなかった時代だよな、雪上車だよな。技術力と様々な航海を行ってきて最後の海って意味なんだよな。
動きのないイギリスだが、ローマが強大なため今のところ打つ手がない。なのに負けなしなので歪な関係になってる。海にさえ出てくれれば勝てるんだ。元々ローマは今の時期から水運が低調になったとの研究がある。ローマと言えば道だ。だから陸路が発展してく中でより発達したからだろうなと思ってる。
一応ゲルマニアの応援のため欧州北側の海域は制海権を奪ってる。これで水運に支障が生じるが、陸路が発達してるならその辺り微妙かもしれない。史実より早くゲルマン民族の移動をさせようとしてる。東側では遊牧民の圧迫もしている。原因となった寒冷化はすでに始まってるし。
バルト海付近のロシア側を支配してるためローマとそれなりに戦うための国力はある。飛び地だが間にある海を握ってるためそんなにも飛び地の不利が無いのと、スカンジナビア半島の諸国と手を結んでるのでこの地を抑えてるのはかなり大きい。それに、イギリスの地方領主達にロシア側の権利を自由にさせてイギリスから権利を取り上げたための飴と鞭になる。
そのためかなりしっかりした中央集権の体制が取れている。やってやれないことはない。後は日本の後押しがあればノルマンジーとその周辺ぐらいはいただけるのでは?と思ってる。そこで報告から史実通りにコンモドゥスが存在する事と、それなりの地位にある点で、この歴史でも皇帝につく可能性が大きい。
イギリスを失ってるが?まあローマはたびたび辺境では反乱がおきるので大きな流れと言うほどじゃないようだ。ただ取り返せないってのは大きな事件ではあるが。制海権の問題なので陸続きなら負けてる…。ローマが弱ったせいではない。むしろ弱るのはコンモドゥス皇帝の時だ。時期にその時代になるので、そこで悪政をするようなら準備するように良彦に支持を出してある。
原爆を間に合わせたいが、戦争の最後にとどめを刺す形で良いかな?とも思ってて急いでない。どのみち董卓との決戦以外は中国から軍隊を引きあげられそうだ。車掛かりが中々上手く行ってる。兵器と豊富な武器食料に任せた国力任せの力推しが多かったが、軍隊として強くなってきた。元々この時代では随一の国力を誇るためこれでもう日本軍必要ない。
不測の事態を考えて一応董卓まではと思って中国に残ってるだけだ。この軍隊を使ってローマから奪って、イギリス対岸を制圧したい。間違いなくこの時代世界最強の軍隊だ。そもそも中国は内乱や満州鎮圧に合わせて上手くやったところがある。連合軍の内部分裂も誘ったし、相手の全力を出させてない。後漢はしかも末期だ。ローマと比較するほどじゃない。
ローマはここから停滞するんだ。この停滞も拡大の限界というのもある。そのため国境紛争はあるが、大規模な侵略戦争が終わってローマはここから拡大が終る最盛期になる。停滞と言ってもピークが終るだけで衰退と言っていい漢と比べるのは無理だ。だがそのピークアウトを狙ったように登場するコンモドゥスはねらい目だ。
これを逃すと内乱を終えた強固な軍事政権が誕生してしまう。そのまえにイギリスと言う楔を欧州に打ち込む。世界秩序までもっていきたいがさすがにそれは苦しいかな。ローマと十分に戦えるって程度で抑えて終わりかな。
チューリングマシンの講義をしていた。
「うーん徳丸様以前も聞きましたがこれなんですか?」
「計算機ってのはさ計算するじゃない?でもさあらかじめその論理回路は電気回路で作られてるんだよ。これをもっと柔軟に様々な計算式を作った今回話した紙テープの記号の組み合わせで作って生きたんだよ。この機械の本来の目的は違う。本来の目的は数学の精緻化にある。数学自体を天上の視点で見てどういったものか?論理的に根底を追求していこうとするもの」
「それはそのうち必要になるんじゃないか?」
「ああ確かに」
「そこである問題に解法=アルゴリズムは存在するか?を検査するための仮想的な機械だよ。だがこの機械副産物があるんだよね。それが今言ったあらかじめ決められた演算回路をもった計算機ではなく、それらを根底的な論理回路の組み合わせによって解いていく解法記号文による計算機をつくる機械だね」
「これにはまだ続きがある」
そしてノイマン型コンピューターの話もする。
「弾道計算とかあるよね?あの手の計算を多数組み合わせて結果を出すものとかも大得意。軍事的にものすごい使えるんだ。例えばロケット砲が出来たよね?あれのさらに遠距離型で自動で推進して人無しに目的を爆破するシステムを作る時。人が飛行機を操作するように、計算によってミサイルの推進システムを制御するプログラムとそれを駆動するコンピューターを作る事もできる」
「えじゃ今やってる遠距離ミサイルって無駄なんじゃないですか?」
「頭が無いだけで体は使えるでしょ?先行してそっちを研究させてるんだよ。君その開発チームだったね…。別に隠してたわけじゃないんだよ。100、200KMの距離なら制御が欲しいが、敵国を漠然と攻撃するのなら頭の悪いミサイルで多少ズレても良いんだよ。国と言う大きな範囲の一部を損なう事が出来れば良いからね」
「制御機構が必要となるのは、原爆を搭載する場合だね。その場合は費用が掛かるから適当に打つわけにいかないからね。紙テープで変更するプログラムだけど、この場合プログラムを決定出来たら、それは論理回路で作っても良いよ。それが出来上がるまでは何度も修正するなら紙テープみたいな指示プログラム方式の方が改良が簡単だろうねって事もあるね」
インドとペルシャについて考えていた。この時代はパルティアかな。この前とこの後がペルシャなんだよな紛らわしい。インドは放置が良いかな…。だってどうやって関わっていいか?分からん。セイロン島はそのうち全島属国化したいそれ以外はうーん。イギリスみたいにゴアだけ取るとかだが、結局イギリス全土植民地にしてしまったからな。
ああいうのは途中で止まるようなのは無理だ。香港はやってのけたけど。インドは脅威になると思えないんだよな。問題はパルティアだ。石油だよな。他の中東はローマなんだよな。これはローマと関わるからいずれ考えるか。欲しいな石油。困るものじゃない。いろいろ確保してあるから。アメリカが独立しても敵対しないだろう。
ああ石油欲しいな。だがあのあたりまず友好的な国なんて生まれないんだろうしな。とりあえず保留、いずれ石油が必要になってから考える。世界秩序みたいな話し合いが必要になったとき反応を見るか。
うーん、石油ほどほどで良いか。なるべく石油文明を遅らせてアメリカが友好的なうちはアメリカからの貿易でなんとかしよう。そしてその後太陽光発電と核融合でなんとかする。その間にも将来の核融合のために核分裂もそれなりに発電所作ろう。ただ核融合ってあんまり放射性物質出ないんだよな。
それでも堅牢な施設造りって意味で役には立つんじゃないかな。重水素使わないなら全く出ないのも作れるんだよな。後今寒冷化なのでCO2対策だけは一切しないでおこう。400年後ぐらいに温暖化に代わるけど、それまでに化石燃料に代わるエネルギーをなんとか確保する。それで良いだろう。