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巻き込まれた者達が複数の村を通過し辿り着いた異世界の街

巻き込まれた者の住居 定例情報交換会

「魔力が在り大きな脅威が存在する別世界で遠く離れた同じ世界に居た人々の為に動く者達の数が少ないのは仕方ない事だろう」

「街の形は在ると云っても国が無く成り水道電気等は供給を断たれた訳ですからね。

水分、食糧の確保に取り囲む脅威への対策、近くの異世界の住民との交流。

他の土地の人々の事を考える余裕が在る場所自体の数も少ないでしょう」

「道が整備され豊かな土地に居るとしても救助に動くなら環境を手放す必要が在るしな」

「まぁ、移動させろと騒いでいる主張が此処に届くのは端末の使える三大組織の影響下に居る場所に転位した者達だから保護されている事を知る者が彼等の為に動く事は無い。

過酷な場所に転位した者達も三大組織が捜索保護に動いている様だし準備力量が不足してる個人が動く意味は無いだろう」

「結局街に辿り着いたとしても近くに数百、数千人以上の人間を受け入れてくれる異世界の街が無ければ意味が無いからな」

「侵略に来たと認識され攻撃を受ける可能性も在る」

「救助に動いた個人が悲劇的な結末を迎えていない事を祈ります」

「真面な地域の住民と出逢い端末で意思疎通が可能な状態なら魔力無し戦闘経験も無い人間の移動には警告してくれる筈だ」

「喚いてるのは異世界の街に留まってる連中だしな」

「彼等は忠告を聞いて留まってるのか?

正攻法の手段で大陸を渡ろうとせず安全な他の手段で強い恩恵を受けようとしているだけで救助には動いてないだろ?」

「自分達は安全な街に留まり周囲の若者を煽動してそうだな」

「若者達の状況判断能力と異世界の住民が犠牲を防いでくれている事を願おう」

「彼等が期待していた飛行船は障壁を越えない様ですけどね」

「世界の複数の障壁が壊された際の記録を見れば制限は致し方ない。

冒険者やらは移動しているから壊さず通る方法は在るのだろうが大勢を好き勝手に移動させる心算は無い様だな」

新たに交換会に参加した数人が端末を始動させ過去の記録を調べ始めた

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