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88 個人方針一例

転位した街の無い大陸 

開拓地の一つ 住宅区画

転位に巻き込まれた者の住居

自分と共に転位した街、人間以外にも各地に転位した街、人間が居る事を先日知った

だが通信魔法で交流が可能だとしても他の巻き込まれた者達と関わろうとは思わない

同じく巻き込まれただけの素性も知らない人々なのだから

異世界に来て迄関わろうとする方が変だと思いたい

魔法が在る訳だしの異世界の住民との対話や指導の方が余程貴重で重要だと云う認識に間違いは無い筈だ

救助や支援を求める者達が居る事も確認しているが彼等は少なくとも端末が利用出来る地域に居るので恐らく急ぎ移動させる必要は無い

過酷な環境に居る者達が優先的に助けられる事を願う

救助には動かない

動けないと言った方が言葉を狩られないか

誰かに救助に向かわないのかと尋ねられる場所には居ないが

大陸を移動するにも時間の掛かる少々魔法が使える人間一人より三大組織や転位先の近い国の良心的行動に期待した方が良い

或いは転位した者が造った飛行船に

いや、動かない人間が同じ転位に巻き込まれた者に行動を促す権利は無いな

飛行船が無くても魔法は在るのだから

他人を助けようとする意志が弱いのだろう

然し、異世界に来て迄元の世界の人間と関わろうとする方が変な筈だ

動く気は無い

他者を助けられる立場に居ない

元の世界で普遍的な民間人が身を粉にして他人を助ける為に行動していたとは思えない

異世界に来て其れを要求する資格はないだろう

今の環境を手放す心算は無い

巻き込まれた者は端末が表示する情報を閉じ商業区画へと食料等の購入に向かった

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