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87 対応街々

異世界の街

郊外民間用訓練場

隅にて転位に巻き込まれた者達が集まり順番待ちをしていた

「転位した土地、国に依って対応が違うのは当然だろう。

俺達が転位した土地の国は平和的、友好的な解決方法を選んでくれて助かったな」

「迅速に対応してくれたしな」

「一刻も経過して無い最初の魔物の襲撃を退けてくれましたからね」

「転位直後に魔法は使えなかったからな」

「元居た国が逆の立場に成っても対応が協議されているだろう時間での救助は本当に助かった」

「流石に転位現象が起きたなら早急に行動を取ると信じたいが……」

「攻撃を受けなければ様子を窺っているだけだろう。

街中には侵入しない筈だ」

「いや、魔法の在る街に侵入は不可能だろ。

早期討伐指定や災害指定の魔物の相手は不可能だから行動に意味は無いし。

転位した街が此処の街、此処の領主の様に穏和で在る事に期待するしかない」

「実際破壊された街って存在するのか?」

「地域魔法現象に巻き込まれる場所に転位して避難した人達は確認されてます」

「領主や議会の命令では?」

「世界に報告する義務は在りませんからね。

極秘裏に街が消える様な魔法が使用されていた場合目撃者は居ないでしょうし当事者が国を裏切らない限り表に情報は出て来ないでしょう」

「世界連盟や三大組織は破壊と云う残虐非道な行動を許しているのか?」

「世界連盟は魔法在る世界の大規模な争いを防ぐ事を目的に設立された機関だからな。

自らの領土内に異世界の街が現れた事への対応への内政干渉は管轄外だ。

三大組織も歓迎し持て成せとは言ってないし言わないだろう」

「我々の世界が善人だけが住み平和な世界だった訳では無い事は判明しているからな。

個人個人の行動を見て処罰をして欲しくは在るが転位を侵略行動と捉え即時反撃した場所は在るかも知れない」

「強大な国が反射的に行動していたら連盟としては批判はしないか」

「異世界の街を原因として世界で争いが発生する事態は避けたい筈ですからね」

端末に報せが届き空いた訓練区画へと移動した

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