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81 現代技術魔法世界挑戦

異世界の中世欧州より清潔な煉瓦造りの建物の多い街

移動した転位した者達が利用する共同住宅

「充実した異世界生活を送っている人々は恨み辛みを伝える連中が多い場所に態々自らの厚遇を伝えたりしない」

悲観的意見が多いと指摘した端末を操作する者に一人が答えた

「龍の友人や飛行船を所有する商会の人達とか例外は存在するが、基本面倒な奴等に絡まれるだけだからな」

「端末で他の状況を知れる場所に居る事も十分幸運な部類だと云うのに……」

「まぁ、龍に乗ったり飛行船で異世界各地を遊覧したり異世界を愉しんでる感じは羨ましくは有るからな」

「此処に龍種は居ない様だが飛行船の方は造れるんじゃないか?」

「天空に生きる種族や海洋生物の攻撃を防ぐ手段が無いと大陸を横断する様な長距離の移動に使うのは厳しいかと」

「飛行船は在るのだから造る必要は無いだろ」

「商会の飛行船は転位した者達の輸送には使われないと聞いた。

ならば造るべきではないか?」

「幸い自動車やら動力も一緒に異世界に来てるからな」

「何故商会の連中は同じく転位に巻き込まれた者達を助けようとしない!」

「端末が使えてる時点で三大組織の影響下に居るって事が判明している訳だ。

魔力が少ない土地だとしても未開地やらに居る奴等より余程安全な場所に居る連中が強力な魔法欲しさに騒いでるだけだと判断されているのだろう」

「抑々他の場所に転位した人々を救う義務何ぞ個人には無い」

「敵対する可能性の在る少なくても横柄な態度で魔法を要求してる連中を自分を保護してくれた土地に招き入れる理由も無いからな」

「他の土地に集めれば良い」

「自治権を得た転位した街の政治家とかが歓迎して迎える事でしょうね」

「其れを商会が行う義務は無いと言っている」

「国や組織が協力するなら商会も動く筈だ」

「過去の教訓から強力な土地に多数を向か入れる様な事はしないと思います。

飛行船が無くても大型飛竜や飛行装備での移送は可能だった訳ですし」 

「組織の影響下に居るなら既に救助はされてると云う認識なのかも知れない」

『………………』

「折角異世界に来たのだから龍は見たい。

飛行船が難しいだろうが普通の船は造ってみるか」

「異世界には船は在るだろうし此処は魔法が無い場所では無いからな」

斯うして大陸移動計画が始動した


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