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73 優先魔法

転位した街の一つ

避難所区切られた一室


「異世界だからな。

物事の価値や優先順位は変わって当然だ。

先ず自分の命や安全の確保。

いや、其れさえ否定し魔力の確保を優先する人間は居る、実際居たから今話題としてる訳だしな。

他にも魔法を教えてくれる可能性の在る異世界の街や住人。

魔法道具、魔力を含む素材。

同じく巻き込まれただけの人間の都合より優先する者は確実に存在する。

少々距離が離れた場所だろうと街が見付かったなら向かう人間はな」

「魔法を得る為なら街の警邏、防衛なんて放り出しても仕方ないと?」

「自警団は自主的な創設だし強制参加ではない。

魔法を得られる機会が在るのに街に留まれと?

魔法より価値が在ると?」

「行方を眩ませた事に因り大勢の命が危険に晒されるんだぞ!」

「過剰な働きを期待し過ぎだ。

碌な対価も払えてないのに大勢の命の為に戦え?

祖国に徴兵制度は無かったし職業も選択出来たし自由だった筈だが?

最初に請け負った時とは街の状況も異なるしな。

此処の人間を護る事に魔法を諦める価値が在るとは思えない」

「此処を離れる心算なのか?」

「留まる価値が在ると思うなら留まり続ければ良い。

価値は其々だ」

男は周囲に告げ避難所を離れた

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