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57  新規警告


異世界の町

転位者達の避難区域

天幕の一つ


「此の国が我々を召喚した訳では無いんだ。

丁重に扱う義務も無ければ望みを叶える責任も無い。

敵と判断される前に言動を改めるか街に戻るか別の土地に移動しな。

御前さん達の望む様には此の国は動かない」

来訪者達を囲う自然と集落を指導する立場に就いた者達の中の一人である男は告げた

「生活の支援は貰えているんだ、我儘で周囲の人々を困窮させてくれるなよ」

「何か事を起こすなら移動してからにしてくれ」

「三大組織は転位に関して前向きに動いてくれていると聞く。

同じ大陸内を僅かに移動した処で大した変化は生まれないと思うが、共謀を疑われずに済むからな」

「街を離れ移動する分帰還前の危険は高まるが、現状が不満なら移動は仕方ないよな」

「主要街道ならそう危険は高くない」

「今以上の厚遇を望むなら長距離の移動をするより他は無いがな」

「何処に向かおうと厚遇を受けれる保証は無いですけどね」

「教会で支援を表明している国々に向かえば良い」

「移動を国は支援しないけどな」

「正規の大型船に乗れれば問題無く到着する」

「港迄なら街道を使えるし冒険者や商人の移動に便乗出来るかもな」

「許可証が不要な場所迄はな」

「三大組織は異世界転位者達の移動を制度の例外と選定しなかったからな」

「支援を表明している国々から入国許可証を貰えば良い」

「簡単に貰えるなら既に此処には居ない筈だ」

「簡単に貰える土地は転位から遠ざかるから選んでないだけだろう」

「大陸の移動には個人の審査も在るからな。

恩恵の、脅威の大きい場所程厳しい」

「通常段階を経て辿り着く土地だからな」

「いや、街から出て来たばかりで異世界の情報を碌に知らないのでは?」


訊ねられ肯定した来訪者達に情報が共有された

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