35 商会会場移動前会話
高高度上空 飛行船
船内 生活区画
「大会の観覧が目的で転位魔法は調べないし調べられないんだがな」
席に落ち着いた一人が離陸前言われた言葉への回答を再び述べた
「物理的に転位魔法に近付くのは事実ですから。
彼等にしたら商会が最も転位魔法に近付いていると云う認識なのでしょう」
「絶対に成果を上げろと脅して来た訳でも無いんだ、期待を持つ位は赦してやれ。
転位した街に留まってる人々や周辺を冒険している人々より期待を寄せるのは当然だ」
「其れと比べたら商会への期待の方が大きいだろうな」
「まぁ、飛行船を始め各種魔法関連品色々含めて所有して無い方が大多数でしょうからね」
「飛行船は異世界でも希少な物の様だしな」
「異世界でも貴重な物、如何にして入手したのですか?」
「入手したのは会長です。
入手の経緯等は聞いていません。
店長として商会に入れて頂いた際には既に保有して使用されていましたね」
「そんなに早い段階で………」
「御会いした事ないんですけど会長さんって同じ転位者なんですよね?」
「えぇ、勧誘を受けた際の外見や会話の内容としては同じ転位者だと思っています」
「魔法が在る世界だからな。
実際に会っても疑いは晴れないんじゃないか?」
進路は遮られる事無く飛行船は会場傍まで到着した




