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22  大海変異


魔力の薄い辺境の大陸

賑わう港街 

「沈静終息の目途は立たずか」

船舶の運航再開を待つ旅人達の一人は言った

「未だ発生から然程時間は経ってないのに収まる訳がないだろうが」

「魔法で簡単に解決すると思ってたぜ」

「相手の生物達も魔法を使える」

「でも魔法が在るなら色々と容易に解決しそうだろ?

海流を変えたり凍らせたり追い出したり討伐したり」

「相手も魔法を使えるんだから抵抗を受けるだろうよ」

「容易に果たせる魔法使いが此の世界に存在して無いとは思えないんだがな」

「居たとして放置してるなら何かしら事情が有るんだろう。

政治的な思惑か或いは自然保護的な観点か将又斃せない生物が居るのかは知らんけど」

「まぁ、矢鱈滅多に斃して種族を根絶させる危険ってのも大きいだろうしな。

特に相手に竜種が居るなら知性が在って親戚関係から報復を受ける可能性は否定出来ない」

「竜種と云えば、竜騎兵とか空を飛ぶ魔物に搭乗させて貰えたら移動出来るんじゃないか?」

「空か!!」

「大陸間を移動可能なら大陸を渡る必要の在る者達が利用してるだろうな」

「民間人が利用出来るか不明だし竜騎兵なんて一度も見た事ないけどな」

「飛行機は無くても熱気球とか空飛ぶ箒とか絨毯とか魔法道具は無いのか?」

「其れ等も見た事ないけどな」

「じゃあ無いって認識で」

「無いなら造るか?

空飛ぶ箒とか絨毯とかは無理だが気球と飛行機は街に戻って人を集めたら出来そうじゃないか?」

「道中の危機を忘れたのか?

戻るのはせめて身を護れる魔法を覚えてからだろう」

「戻って造れたとしても迎撃される危険も在るしな。

大人しく薦められた船で移動出来る迄待った方が良い。

高速戦艦とか空飛ぶ魔法道具を用意してくれる可能性も有るんだから。

態々危険な道を進む必要は無い」

「連絡も取れるしな」

「他の大陸に飛行機や空飛ぶ魔法道具は無いのか?」

「同じ立場の人間が知るかよ。

他の大陸では長距離を飛べる移動手段が普及してる可能性は在るとしか言えん。

明日教会で尋ねよう」

「別大陸の転位者達が造ってる可能性も有るしな」

旅人達は期待を寄せ就寝した

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