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116魘された者
転位した街より離れた漁村
転位に巻き込まれた者が借りる民家 二階
早朝
目覚め部屋を見渡し起き上がり窓を開ける
外を景色を眺め元の世界に戻されてない事を確認し安堵する存在
は寝具に戻り座り端末を開き移動が必要な情報が増えて無い事を確認すると再び安堵し横に成った
異世界への転位
異世界の国の接触保護直後
配付された端末を頼りに交渉し街に来た異世界の者達と共に街を離れ辿り着いた異世界の都市
他に居た少数の同郷の者達とは早々に離れ街を探索する最中往く手を阻む様に現れた老者
盗賊やらと身構えるも魔法使い相手に無駄だと諦め老者に意図を尋ねた
服装と振る舞いから転位遭遇者と見抜いたらしい退職し故郷に戻ろうとしていた歴戦の老者
耳にした企ての否定と興味より周囲に違和感の無い服と異世界の料理の提供を申し出られる
望んだ異世界との邂逅
断わる理由は無く
未知の食材に舌鼓を打ちながら魔法の無い世界
街を早く離れた訳を話すと今に至る道が開いた