異世界転位各位一幕

113 不遇位置挑戦

転位に巻き込まれた街に居た人々の護送先の都市

居住区

「簡単に楽に儲けられる職業に人が集まるのは必然だろう。

国が維持繁栄に必要な職業の保護支援に動き地位を高める事も当然の流れだ。

供給が過剰に溢れ他者を出し抜こうと問題視される行動を起こす者が現れ新たな制限が設けられる事もな」

「異世界の為政者は上手く立て直し掌握している」

「国の出現理由存在価値を外国や商人の手に因り失墜させ続けられる事を見逃す様な官史貴族施政者の治める国家は此処では存続出来て無いだろうからな」

「連盟の土地に残る国が制限を拒否し孤立を選ぶ訳も無い」

「一国が拒否しても移動制限の例外には成らないしな」

「我々も例外なく対象と成っているから効果は証明されているのだろう」

「転位術式の完成を待ち護送されても元の世界に送られるだけで先の土地では生活出来ないだろうしな。

龍種や精霊と話をしたいなら大会の予選を突破するのが一番早いか」

「勝てば辿り着けない場所に行けるからな。

負けても制限に増加は無い。

挑戦はすべきだ」

数名が戦闘技術向上の為訓練場へと向かった