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訳あり魔法騎士団長様と月の聖女になる私  作者: 安野 吽
第一章 セシリーと魔法騎士たち

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ラケルのお師匠様

 久々の休日。出掛ける予定のセシリーはエイラに身支度を手伝ってもらう。まだ三月の半ばで風が肌寒いだろうと、首に厚めのストールを巻いてくれながら彼女が口にしたのは、少し気になる話だった。


「そう言えば先日、あのリュアンという御方を町の治療院で見かけたのですよ」

「え、本当に? 何があったんだろう……」


 最近あまり顔色が浮かないから、密かに体調を崩しているのではないかとは思っていた。本人に聞いても答えは帰って来ないので、様子を窺うばかりだったが……団長としての意地があるのか、彼は倒れた時以来、徹底して弱みを見せない。


「御嬢様の最近の様子を伺おうと話しかけてみたのですが……彼はどうもあまり眠れない日が続いているらしく、なにかに悩んでらっしゃるようすでした。立ち入った話はできませんでしたけれど……」

「悩みかぁ……」


 それを聞いたセシリーはぎくりとなる。自分という不純物が魔法騎士団に混ざったせいで、リュアンに心労を掛け過ぎている可能性は無視できず、ついしょんぼりしてしまう。


「私のせいかな……」

「どうもそんな感じではない気がしましたけどね。御嬢様を嫌ってらっしゃるのなら、私ともあまり話したがらなかったでしょうし。直接なにか言われたのですか?」

「なんていうか……あんまり何も言ってくれないから不安なのよ。男性って言うか、男の子って感じなのよねぇ」


 やれやれと、まるで小さな子供を心配するようなセシリーの言い草にエイラはくすりと微笑んだ。


「それは気にしても仕方のないことですわよ。人の心なんて、外から見たっても分かりませんもの。御嬢様が彼に対して含むことがなければ、普通に接して……困ってらっしゃるならそれとなく手を差し伸べて差し上げるのがいいと思います。それでも嫌われるようなら、それはそれで仕方のないこと……うまく距離を保つしかないかと」

「そうよね。疲れてるんだったら、今度肩くらい揉んであげようかな? ところで、エイラはどうして治療院なんかに?」

「いえ、大したことは無いのですが……最近時々胸が痛みますの」

「ええっ!? だ、大丈夫なの? ちゃんと休んでる!?」

「もちろんですわ。治療師の方にも体の方に問題は無さそうだと言われましたし。ただ……お嬢様、最近私の様子を変に感じることはございませんか?」


 エイラは、珍しく眉根を寄せ、ぼんやりと言った。いつも穏やかな彼女の表情からは困惑が読み取れる。


「どういう意味?」

「いつもと違った行動をしていたり、おかしな言動はあったり、していないでしょうか」

「私には、まずエイラがこんなことを言うのがびっくりだけど……でも、特には思い付かないかな」


 そもそも最近セシリーは騎士団のお世話で出ずっぱりだから、エイラと過ごすことは少ない。不審な様子が気になるならば、まず尋ねるべきは同僚の方だろうが、彼女がそれをを分かっていないとも思えない。きっと何も無かったのだ。


「そうですわよね。不安を煽るようなことを言って申し訳ございません」

「気にしないで。うん……私ももしそんなことがあったら、ちゃんと言うから。私とエイラの仲だもんね」


 セシリーはエイラの細くしなやかな手を握る。ひんやりしていて気持ちいいこの手で、昔はよくセシリーの頭を撫でてくれたものだ。最近は子供扱いしてくれなくなったのが、なんとも寂しい。


「あらあら、嬉しいこと。でも御嬢様、人の心配ばかりして、あまりご無理はなさらないで下さいね。いくらお父上のご指示だとはいえ、本来貴族となった御嬢様が、私たちのような使用人みたいなことをなさる必要はないのですから」

「そうかもしれないけど……。でも私、あそこで働くのは楽しいよ。作ったご飯を美味しいって言ってくれたり、頼まれごとをしてありがとうって感謝されたり。もし働くのなら、やっぱりお金のためだけじゃなくて、必要とされたいじゃない」

「そう……ですわね。御嬢様がお望みなら、エイラとしてはお止めするつもりもございませんが、重々お体にはお気を付けくださいませ」

「うん。それじゃ、行ってくるね!」


 準備が済むと、エイラに見送られセシリーはクライスベル邸を出てゆく。

 そして、左右を見回すと少し離れたところに立っていた男の子が軽く笑って手を振ってくれた。


「こんにちは、セシリー!」

「ラケル、今日はよろしくね!」


 今日は非番のラケルが、彼のお師匠様であるジョン・オーランドという魔法使いに合わせてくれる予定なのだ。ジョンは薬の工房を営んでいて、本日はそちらにいるはずだという。実はラケルもリュアンのことを気にしていて、彼の調子が戻るよう疲労に効く薬を譲ってもらうついでだということだった。


「じゃあ行こうか。その前に、これ……荷物になるかと思ったんだけど、この前のお礼と思って」

「いいの!? ありがとう、すごく綺麗……!」


 彼が手渡してくれたのは、色とりどりの春の花が束ねられた小さなブーケだ。縛っている淡いピンクのレースのリボンも可愛い。


「ええと、どうしよう。受け取ってくれるなら、一旦屋敷の人に預けて来る?」

「ううん、このまま持ってく! 嬉しいな、こんなのもらったことないよ……」


 セシリーはついつい浮かれてしまう。男の人から花束を貰うなんて、今までほとんどなかった。ちなみに父は事ある度にくれるのだけど、それを勘定に入れても空しいだけだ。


 ラケルは手が塞がるからとセシリーの鞄を持つと、人混みでも誰かにぶつからないよう体で守ってくれたりと、呆れるほどの紳士っぷりを披露してくれる。彼の今日の姿は制服ではなく、こざっぱりとした白いシャツにダークレッドのスラックスだ。髪色とよく調和していて、背は高くないけれどスタイルのいい彼を大人っぽく見せていた。


(だめだめ、今日は遊びじゃなくて……ラケルの大事なお師匠様に紹介してもらうんだから)


 ラケルの隣に並ぶセシリーはにまつく口元をブーケで隠し、自重するように自身に言い聞かせながら、エイラからされた話をラケルに相談する。


「あまり大きな声では言えないけど、エイラが……リュアン様が治療院で不眠の相談をしてるところを見かけたんだって」

「そっか……。その症状なら、サンシュ、オウジュ、シソウニン……クリョウなんかもいいかもね」

「聞いたことないけど、それなぁに?」


 すらすらと出て来たそれらの単語は聞いたことが無く、セシリーが尋ねるとラケルは快く説明してくれた。


「薬の原料になる素材の名前だよ。植物の根とか、実とかを乾燥したりして作られるけど、珍しいのだと鉱石を砕いたりして作るのもあるよ。多分、セシリーがリュアンさんにこの間渡した塗り薬の中にも入ってたんじゃないかな?」 

「へぇ……さすが薬屋の元弟子さんだね」

「途中で諦めちゃったけどね。うちのお師匠様のお薬はよく効くから、少しは元気になってくれると思うんだ。そうそう、お師匠様は薬作りの腕もいいんだけど、魔法の腕もすごいんだよ! 戦いだって強いんだ……!」


 謙遜しつつもラケルは嬉しそうにジョンとの思い出を話してくれる。特殊な薬草の収集にふたりで出かけ、師匠が出会った魔物を火柱の魔法で一撃の下にやっつけたり……リルルの悪戯で工房の器材が破壊され、烈火のごとく怒ったジョンに魔法の縄で軒先に吊るされたりといった話からは、ラケルの師への尊敬や親愛が伝わってきた。


「へ~、いいなぁ。私も魔法がもし使えたら、ラケルみたいにビュンビュン空を飛んでみたい! 後、リュアン様みたいに一瞬で移動したり」

「あはは、僕の『浮遊』なんか結構使える人多いけど……団長の『瞬駆』は団でも彼しか使えないし、他のところでも見たことない。僕、こっそりお師匠様に聞いてみたんだけど、もしかしたら隣国でしか伝わっていない、それもかなり特殊な魔法かもしれないって。他には彼は特別な魔法を幾つか持ってるみたい……。ちょっと羨ましいな」

「ふ~ん?」


 魔法に詳しくないセシリーにはその良し悪しの基準がよくわからないのだが、団長が凄いのはなんとなくわかるので、とりあえずふんふん頷いておく。


「そういうのって、教えてもらえないの?」

「無理だと思う。ものによるけど、貴重な魔法ほどおいそれと人には教えないものなんだ。魔法使いの家柄だと、自分の家系にしか伝えたがらない人たちも多くいるしね。……でも、特別な魔法なんて無くたっていいって、お師匠様は言ってた。色んな魔法を使えるようになれば、できることは無限に広がるから、そっちの方が大事だって。僕も彼を信じて、基本を大事にするよ」

「その意気よ! 私からみたら十分ラケルだってすごいんだから! いつかリュアン様にも追いつけるよ」

「うん、頑張るよ!」


 ぽんっと背中を叩いてセシリーが気合を込めると、ラケルも元気な表情を見せてくれた。


 工房は王都の南西の区画にあり、辿り着くとラケルはセシリーを伴って中へ入り、店員に声を掛ける。


「こんにちは、ジョン師匠は来られてますか?」

「おお、ラケル君じゃないか。君が来たら奥に通してくれって……デートかい?」

「ち、違いますよこの子は……。ええと、同僚っていうか――」

「か、彼とは最近友達になりまして、仲良くさせてもらってます」


 ぶしつけな店員に物珍しげな眼で見られつつ、愛想笑いを浮かべてセシリーはラケルの後ろに続く。工房は全面が店舗スペース、奥が薬品を生産するための作業所になっているらしい。


 いくつかあった部屋のさらに一番後ろの扉を開けると、そこは応接間になっており、ひとりの男性が座っていた。

 

「遅いではないかラケルよ……。おっ、そちらのお嬢さんはもしかして! ラケルお前、よかったじゃないか!」


 彼はセシリーを目にすると、喜色満面でラケルの肩をバンバン叩く。慌ててラケルは男性の誤解を解くべく、大袈裟な身振りで否定する。


「ああもうさっきから、お師匠様まで勘違いしないで下さい! こ、この人は僕の同僚で大事な友達なんですよ! 貴族の娘さんなんだから、滅多なこと言わないで下さい!」

「しかし、あの花あげたんだろ?」

「あげましたけど、それはそれです!」


 ラケルの剣幕にようやく男性は引き下がると、セシリーの方を向いて挨拶してくれた。


「そうか、それは残念だ……。こほん、失礼した。私はジョン・オーランド、そこのラケルの元師匠です。お嬢さん、お名前を伺ってもよいかな?」

「セシリー、クライスベルと申します。魔法騎士団で雑用係として働いていて、ラケルとはその縁で友達になりました。今後ともよろしくお願いいたします」


 セシリーがちょんとスカートを摘まんでお辞儀して返すと、ジョンは怪訝そうな顔をしてラケルに確認する。


「ちょっと待て。クライスベルとは……王都に最近できたあの大きな商会の御令嬢ではないのか? それが、雑用?」

「まあ、ちょっと色々事情があるみたいで。お師匠様、それより不眠と、滋養効果のある薬ってありますか?」


 彼らと知り合いになった経緯はセシリーにとってちょっと頭の痛い記憶なので、ラケルがさらっと流してくれて助かった。彼は団長が最近元気がないように見えることを明かし、ジョンは真剣な様子で対応を考え、戸棚にあった一つの薬を取り出す。


「ふむ……ならばこれを持って行け。定期的に服用すれば効果は徐々に現れるだろう……しかし、彼の内面が原因であるのなら、根本の不安を取り除かねば効果は薄いぞ。薬で出来ることは限界がある」

「ですよね。何とかして、団長の悩みを聞いてあげられればいいんだけれど」

「意地っ張りだもんねぇ、彼は」


 彼が安心して悩みを吐き出せる存在がいればいいのだが、性格のいいラケルでも無理となるとかなり難しいだろう。セシリーの頭には、前にキースから聞いた話がよぎるが、あの事情を軽々しく口にするのは躊躇われた。


「もし、お前たちに思い当たるふしが無いのであれば、下手に詮索するのはよした方がいいと思うがな。それよりも、いつも通り彼が過ごせるよう、気にせず明るく接してやることだ」

「……わかりました。僕らまで暗くしてちゃ、団長も気にするかも知れませんしね。できるだけのことはして、自然な成り行きに任せるしかないかな」

「うん、リュアン様だったらきっと大丈夫だよ。あんなに強いんだから」


 不安は残るが見守るしかないと、ジョンから黄色い錠剤の瓶を受け取ったラケルとセシリーは頷き合った。


「ありがとうございます、お師匠様。それと、こちらを」

「そうであったな。受け取ろう」


 ラケルが渡す小さな袋からはお金の音がしたので、おそらくは彼がジョンに借りる形になっていた騎士学校の授業料だろう。ジョンはそれを中身も見ず懐に仕舞い込むとラケルを激励しつつ、人の悪い笑みを浮かべる。


「頑張っているようだな、魔法騎士団の勇名は私の耳にも届いておる。よし、どれだけ腕を上げたのか見てやるか。魔法陣を見せてみよ」

「ええ!? 僕がそっちは苦手だって知ってるくせに……」


 弱った様子で口ごもるラケルを余所に、せっかくの機会なのでセシリーはとても基本的な質問をジョンにぶつけた。


「あの、私魔法のことよく知らないんですが……詠唱と魔法陣って、どうしてふたつに別れてるんですか?」

「うむ、それはな……」


 するとジョンは簡潔に説明してくれた。


 最初期の魔法は、口頭での詠唱が必須だったらしい。しかしそれでは唱えている途中にどんな魔法が使われるのかがばれてしまい、容易に反撃が可能となって実戦には向かない。そこで考え出されたのが魔法陣による詠唱だ。門派ごとに違った色々な魔法記号を組み合わせて魔法陣を描き、魔法を発動することで、相手に察せられることが無く魔法の使用が可能になり、修練次第では高速で起動できるようになると、魔法陣は大いに広まり、今では多くの魔法使いが好んで使用するようになったという。


「じゃあ、魔法陣の方が優秀ってことですか?」

「いや、それは一概には言えぬのだ。確かに魔法陣は起動が早く戦闘向きだ。だが、その分誰が書いても効力は固定されやすく、同じ魔法を使うものが居れば決着がつきにくい。しかし、詠唱であれば自分のイメージや、生まれ持つ魔力の量次第では強く力を上乗せすることができる。魔法陣と組み合わせたり、背中を預けられるものがいるならば、きっと大きな力を発揮することだろう。使い分けが大事なのだよ」

「へぇ~」

「それに詠唱なら、うまくすれば両手を開けたまま魔法が使える。何かをしながら魔法陣を正確に描くのってすごく難しいんだ。両手で別々のことをするのを想像してもらえると、わかりやすいかも」


 ラケルが補足してくれたので、なんとなくセシリーも想像してみる。右手で絵を描き、左手でご飯を食べるとどうなるだろう。少なくともセシリーにはまともにできる自信はない。


「本来なら、両方扱えるようになるのが理想だ。だが、こやつは魔法陣を描くのが苦手でな。ほら……」


 ジョンはラケルをじろっと睨むと、彼の腰から新品同様の短い杖を抜いた。これはジョンがラケルに与えたもののはずだが……あまり使用した形跡はない。


「お前はまた詠唱ばかり使っておるな。この杖はお守りでは無いのだぞ?」

「すいません。どうも魔法陣には馴染めなくて……」


 ラケルは杖を返して貰うと、その場で先に光を灯して魔法陣を描き、火の玉を呼び出す。遅れてジョンも指の先を素早く動かし同じようにしたが、完成は彼の方がずっと早かった。


 ラケルの魔法陣は、ところどころいびつで火の玉自体も不安定に明滅しており、ジョンのものと比べると存在感がまるで希薄だ。


「修練自体はしているようだが、その分ではまだまだだぞ。まあ、もう私が面倒を見てやる義理も本当はないんだが……」

「そう言わないで下さいよお師匠様。僕なりに頑張ってるんですから。『火球よ、数多に別れ、光の花を散りばめよ』」


 ラケルは魔法陣で呼び出した火の玉をなんとか維持しながら、それに詠唱を加えた。すると、それはぱっと明るい輝きを放って広がり、光のシャワーとなって地面へ降り注ぎ、板張りの床を焦がすことなくゆっくりと消えた。その美しさにセシリーは瞬きを繰り返す。


「……びっくりしたぁ。魔法って、そんなこともできるんだ」

「セシリーが僕にしかできないことはあるって言ってくれたから、考えてみたんだ。戦うこと以外にも、できることがあるかも知れないって……」

「そ、そうなの?」


 ちょっと照れて視線を下ろしたセシリーが何か言うのをラケルは待っていたが、後ろで訳知り顔で頷くジョンを見るとこっそり肩を寄せ、ふたりはこちらに聞こえない声で囁き合う。


(……違いますからね)

(いやいや、隠さずともよいではないか。魔法陣と詠唱を連動させるのは、中々の高等技術だというのに。どうせ、彼女を喜ばすために覚えたのだろう? ふっふっ、いつの間にか大きくなりおって)

(……お師匠様は相変わらず、僕の話を聞いてくれませんよね)


 どんな会話をしていたのか、恥ずかしそうに肩を縮めたラケルを放って、ジョンはセシリーに向き直った。


「セシリー殿。今後ともこやつをよろしく頼みますぞ。悪いやつではないことは、師である私が保証しますのでな。どうか、これからも支えてやってほしい」


 彼からにこやかに手を差し出され、セシリーも笑顔でそれに合わせる。


「ええ、喜んで。よかったらまた今度彼の、お弟子さん時代の話を聞かせてもらえますか?」

「セシリー!?」

「はっはっは、面白い話はいくらでもあるぞ。あのリルルと共に、私がどれだけ手を掛けさせられたことか。何なら今からでも……」

「お師匠様、怒りますよ! セシリー、帰ろう! 何を話すのか知らないけど、絶対ろくな話じゃないから!」

「ええ~? 聞きたいのに……」


 やっぱり師匠の前ではまだまだ子供らしく、怒って眉を吊り上げたラケルは、セシリーの手を取って部屋から抜け出す。ジョンはそれを見て含み笑いを漏らしながら、「必ずまた来るように!」と言って大きく手を振ってくれて、こんな楽しいお師匠様が自分にもいたらよかったのにと、セシリーはちょっとだけラケルが羨ましくなった。 

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