心理カウンセラー
2029年1月20日10時30分
朝1会議の後、俺は晃に呼び止められた。
「お前、体どこか悪いのか。顔色悪いし目の下に隈が出来ているぞ。」
「最近よく眠れていないんだ。何か夢を見ている様なのだが、自分でも原因が何なのかわからない。どうしたらいいだろう。」
「一度病院で診てもらえよ。」
「おまえも俺の病院嫌いは知っているだろう。それに何課に行けば良いものやら。心理的なものなら精神科になるのだろうけれど・・・・」
「それなら俺の知り合いを紹介してやるよ。おあつらえ向きなのがいる。」
晃は自信たっぷりに言い放った。
心理カウンセラー
2029年1月24日19時00分
あまりこういうところに出入りしたくないのが正直な気持ちである。
昔から精神病とかき〇〇いとか社会的によろしくないものとの刷り込みがされており、まさか自分がそのような機関にお世話になるなど夢にも思っていなかった。
しかし、最近のやつれようがただ事ではないと判断した晃が、父親の知り合いの心理カウンセラーを紹介してくれたのだ。
場所は、南陽町駅から2ブロック離れた大通り沿いのビル1階である。
入り口扉には、心理カウンセラー木野塚玲子と銘打ったプレートが下げられていた。個人経営らしい。
俺はこの日の予約を取り仕事帰りに立ち寄ることにしていた。
晃は外回りの営業後、先に診療所に来ていた。
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