表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アルストロメリアのお菓子屋さん  ~ お菓子を作って、お菓子作りを教えて、楽しい異世界生活 ~  作者: 葉山麻代
7章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

687/689

復活

あれから15年後の5月


ユリは45歳、ソウは47歳。

マリカは19歳になる。こちらの年齢だと20歳だ。

 

マリカは向こうの国で飛び級で卒業し、14歳で大学卒業認定を受け、戻ってきた。それからはこちらの国で社交を行い、ソウに似た美形で、ユリに似た優しい雰囲気があり、ジャスミン姫と呼ばれ、国中で大人気だ。15歳頃から、4歳年上の第一王子であるプラタナスから求婚されており、その他の男性からは手が出せない状況になっている。


王宮は、メイプルが国王になり、パウローニアは引退して離宮に引っ込み、楽しい余生を送っている。

ユリはハイドランジアにお世話になったため、たまに顔を出して、お茶をしたり世間話をしたりしている。


未だにアルストロメリア会は開催していて、今は、現パープル侯爵夫人のスノードロップが引き継いでいる。パーシモン・パープルと、ローズマリーも引退していて、今は離宮を管理し、悠々自適に暮らしている。そこにもユリは顔を出しお茶を楽しんでいる。


ソウは変わらず急ぎの荷物の配送を請け負っているが、年に2回帰れるようにしたので、そんなに頼まれることもない。メインは、向こうの国に納品するパウンドケーキだ。根強い人気で、衰えることなく、売れ続けている。


リラは、未だにユリの店にいるが、なんと貴族の三男坊と結婚し、夫とユリの店のそばに家を立てた。夫は爵位はないが、パープル邸で頭脳労働で働いている。子供が2人いる。


メリッサとイポミアも変わらず勤めているが、シーミオが成長し、ユリの店で配膳をしている。イポミアは厨房に移ったので、配膳は新しい人がもう一人増えた。


マーレイとイリスも、変わらずユリの店にいる。


シィスルとグランは人を増やし、お店も盛況だ。子供が3人いて、バリバリ働いている。


リナーリは27歳になる。独立し、パープル邸のそばに、お店を構えている。


マリーゴールドは、恵まれない子供や職の無い女性に、料理を振る舞ったり、作り方を教えたり、文字や言葉使いを教えて、未亡人の生活基盤を整える活動をしている。

子供が3人いて、夫婦仲は未だに熱々らしい。



今日は世界樹様から呼ばれていて、マリカは一人で世界樹の森に出向いている。

何か渡すものがあると呼び出されたのだ。


「マリカに渡すものって、何かしらね」

「なんだろうな。たんにマリちゃんの成長を見たいだけかもしれないな」

「えー、そんな理由で、呼び出す?」

「それはないか」


ユリとソウは、マリカの帰りを待っていた。


マリカの話を聞き、2人が驚くのはもうすぐ。


━━━━━━━ 終わり ━━━━━━━

長らくのご愛顧ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ