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アルストロメリアのお菓子屋さん  ~ お菓子を作って、お菓子作りを教えて、楽しい異世界生活 ~  作者: 葉山麻代
2章

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幸福

家に帰って、ユメが食べ損ねた葛切りを作った。

どうせソウも食べるだろうと6人前相当用意したが、6人前ユメがたいらげた。


「葛切り美味しいにゃ。黒蜜最高にゃ」

「なにか他の物も食べる?」

「夜ご飯の時で良いにゃ」

「お昼ご飯は食べないの?」

「今食べたのにゃ」

「あー葛切りが昼ごはんだったのね。ふふふ」

「ありがとにゃー」

「どういたしまして」


あ、良く考えると、いつもパープル侯爵邸でランチしてくるからソウも帰ってこないわね。


んー。

適当に余っているもの食べちゃおうかな。


冷凍してあった豚カツを出汁で煮てから卵とじにし、カツサンドにした。


税金がかからないから分けずにお店のもの食べちゃってるけど、そういえば家賃も電気も水道もかかっていないのね。

かかっているのは仕入れ代以外だとガス代くらいかな。(石窯の炭代もかかっています)

それ(ガス)だって、ソウが取り替えているから、どのくらいかかっているかわからないけどね。


一人考えているとユメが下から見上げていた。


「ユメちゃんどうしたの?」

「困ってるのにゃ?」

「え?あー違うわ。ソウが色々良くしてくれるから何かお返ししたいなって考えていたのよ」

「ユリはなにもしなくて大丈夫にゃ」

「そうなの?」

「ソウはユリと一緒で幸せにゃ」

「それなら嬉しいわね」

「ユリも幸せにゃ?」

「私もユメちゃんとソウが一緒に居てくれて幸せよ」

「良かったにゃ」


そう言ってユメは部屋に戻っていった。


夕方にはソウが戻ってきたので、3人揃ってご飯を食べた。

皆一緒ってやっぱり落ち着く。

皆一緒が幸せ。



翌日、

久々になにもない休日だった。

ブランチを食べ、ソウとユメはアイスを食べ、笑いながら過ごした。


早めに夕飯を食べ、ミルクゼリーを300個作った。以前より少し小さいので牛乳12リットルくらいだ。ミカンの缶詰は7缶開けた。そろそろミカンの缶詰がなくなる。


よし、準備は整った。

明日に備えて少し早く寝よう。

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