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アルストロメリアのお菓子屋さん  ~ お菓子を作って、お菓子作りを教えて、楽しい異世界生活 ~  作者: 葉山麻代
1章

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土産

今日のおやつはヨーグルトゼリー。

外おやつは、冷茶とクッキー。


◇ーーーーー◇


ヨーグルトゼリー 300☆

冷茶、ゼリーセット 500☆


持ち帰りヨーグルトゼリー3個 1000☆

(30分以内に冬箱に入れてください)


◇ーーーーー◇


おすすめの紙を貼りおわるまで皆さん待っていてくれた。


「おまたせしました!」

「ゼリーセットください」

「はい」

「この持ち帰りって、器はどうするんですか?」

「器ごとお持ち帰りください。お返しいただかなくても大丈夫ですが、器3つお返しいただくと、パウンドケーキを1切れ進呈いたします」


「今から持ち帰りを予約したい」

「200個作ったので、お帰りの際で大丈夫ですよ」


15人分セットをだしたが、急いで食べて帰ろうとする人がかなりいた。

全員が持ち帰りも注文し、1500☆のお支払だった。


明らかに2周目の客が来た。

冬箱に入れないと溶けてしまいますよ?と言うと、冬箱は馬車に常に積んでいるという回答だった。


あらら。


買い占めでなければ対応するので、欲しい数を注文してくださいと言うと、ほとんどの人が家族の人数分は欲しいということだった。


何人を想定すれば良いのだろう?


希望は5~10個くらいのようだった。

ただ、3個のままで大丈夫という人もいて、持ち帰り用紙袋が要らなければ、1個300☆で好きな数注文してください。となった。


それでも持ち帰り用紙袋が必要だという客は多かった。


馬車に冬箱かぁ。良いなぁ。


そのうち、乗り合い馬車に冬箱しょってくる人がいたら笑うな。


当然18:00迄は持たず、17:00前に売り切れた。


18:00にリラが来たので、器を400個洗って貰い、その間に色々片付けをした。

リラは、このまま作るのを見学したいというので、どうせならと助手をしてもらうことにした。


手伝う気で既に夕飯を食べてから来たらしい。


缶詰の洋梨をカットしたものを2つずつ洗った器に入れてもらう。

1時間以上前に作っておいた、生クリームと牛乳と砂糖と卵黄の混合液を注ぎ、釜で蒸し焼きにする。

緩めのプリンのように焼いて、冷やす。

食べるときに、グラニュー糖をふりかけバーナーで焼いてキャラメリーゼする。

クレームブリュレのできあがり。


50個作って、あら熱をとってから冷蔵庫にいれた。


キャラメリーゼができないのでクレームブリュレの持ち帰りは無し。

持ち帰り用に、ヨーグルトゼリーを150個作る。


「リラちゃん、今作ったお菓子はまだ冷えないから無理だけど、今日の店売りだったヨーグルトゼリーをどうぞ」

「ありがとうございます!!」

「明日も器洗いに来てくれるなら今日作ったクレームブリュレ食べられるわよ」

「絶対来ます!」

「無理しない範囲で来てね」

「はい!」

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