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アルストロメリアのお菓子屋さん  ~ お菓子を作って、お菓子作りを教えて、楽しい異世界生活 ~  作者: 葉山麻代
1章

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馬車

折角街に来たからと散策したかったけど、「帰りの馬車まで込みの招待だから帰るよ」とソウに言われユリは諦めた。

まあ、馬車で、10~15分位の距離なので、歩いてもそんなにはかからない。ただしユリは極度の方向音痴である。


そもそも、店に食べに来る人全員が個人の馬車で来るわけではない。いくら広いと言っても馬車が15台以上も停まっていたら流石に邪魔である。


ところが、ソウによると、うちに来る専用乗り合い馬車があるらしく、大体11:00から13:30までと、15:00から18:00まで、30分置きに到着するそうで、帰り18:05が戻る最終便で、片道しか客が乗らない時間(11:00着、15:00着、18:05発)は少し高いらしい。


あれ?14:00に食べ終わった人は歩いて帰るのかしら?

こんな規則的な馬車が有るからみんな食べ終わったらさっさと帰るのね。

ありがたいことだわ。


ユリは路線バス的なものだろうと考えた。が、もちろんソウの仕業である。


今乗っている馬車がこの地域、いやこの国で一番高級なのだが、他の馬車に乗ったことの無いユリはそんな事実は知らないのであった。


起きたらしいユメが変身した。


「ユリー、お菓子有るにゃ?」

「あ、おはようユメちゃん。お菓子有りますよ」

「ユリのお菓子が一番美味しいにゃ」

「あらー、他のお菓子を食べたことがあるんですか?」

「あるにゃ。ユリに会う前にゃ」

「そうなのですねー。はい、どうぞ」

「ありがとにゃ」

「どういたしまして」


ユメちゃんは本当に可愛いな。とユメを見ているユリを見て、ユリは本当に可愛いな。と思っているソウであった。

短めです。すみません。

明日、番外編の 転移前のユリの事情の話が入ります。

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