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アルストロメリアのお菓子屋さん (本文完結済) ~ お菓子を作って、お菓子作りを教えて、楽しい異世界生活 ~  作者: 葉山麻代
6章

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熱板

「ユリ、何作るの?」

「ソウがホットプレートを持ってきてくれたから、ミニピザでもしようかと思って」

「何手伝えば良い?」

「ピザに乗せたら美味しそうな具を用意して欲しいかな」

「一緒に買い物に行くか?」

「買いに行くなら、皮を買ってくれば早いわね」


キボウに聞くと、やはり、ユメを見てる!と言うので、ソウと二人で転移して、無人スーパーに買い物に来た。

無人といっても、店員がいないだけで、客はたくさんいる。


ソウが、これ乗せよう!と持ってきたのは、カマンベールチーズだった。

それって、切って乗せるのよね?そのままドーンじゃないわよね?

そんなことを考えながら買い物をした。


結局、トマトピューレ、トマトダイス缶詰、コーン缶詰、ツナ缶詰、生バジル、アボカド、ミニトマト、ピーマン、カラーパプリカ、ブロッコリースプラウト、赤キャベツスプラウト、アスパラガス、紫玉ねぎ、ウインナー、ベーコン、生ハム、鶏肉、粉チーズ、モッツァレラチーズ、溶けるチーズミックス、プロセスチーズ、クリームチーズ、カマンベールチーズ、餃子の皮を買ってきた。


転移で戻ってくると、キボウがまたもやゴロゴロと転がっていた。


「キボウ、何してるんだ?」

「あそんでるー!」

「楽しそうだな」


うわ、ソウの対応が大人だった!

ユリは少し驚きながらも用意を始めた。


トマトピューレとトマトダイス缶詰と玉ねぎをつかい、ピザ用ソースを作った。

鶏肉は照り焼きにし、茹で玉子を作り、スライスした。

紫玉ねぎはスライスし、アスパラガスは茹で、すべての材料は乗せやすい大きさにカットした。


用意したものを、大きいココット2つずつに入れ、スプーンをさし、取りやすくした。

容器が1つしかないのは、肉類と、ピーマン類だ。

カマンベールチーズは、放射状に12か16等分してくれと頼まれ、ユリは少しほっとした。


作ったピザソースと、市販のマヨネーズと、餃子の皮を用意し、ユメを呼びに行った。


コンコンコン。


「ユメちゃーん、ごはん食べるわよー」

「すぐ行くにゃ、少しだけ待っててにゃ!」

「はーい、待ってるわねー」


皮にピザソースを塗り、キボウに、作り方と食べ方を説明した。

キボウは、種類がたくさんあることを喜び、小さな一枚に全部乗せようとするので、ソウが止めていた。


「キボウ、何枚か食べるんだから、それぞれを違う味にすれば良いだろ?」

「わかったー!」


「お待たせにゃ! ピザみたいにゃ」

「ミニピザよー。私がピザソースを塗って渡すから、好きな具を乗せてね」


ユメはキョロキョロしたあと(ゆび)()して聞いてきた。


「その、(容器が)1つしかない黄色とオレンジのは何にゃ?」

「これは、パプリカ。ピーマンの親戚ね」

「あ、ありがとにゃ」


ユメは、パプリカを無視し、好きな具を乗せてチーズを上にかけていた。

キボウは、チーズをかけずに3つ焼いていたので、チーズ乗せて良い?と聞いて、溶けるチーズを追加した。

ソウは、カマンベールにミルで挽いた黒胡椒をかけていた。

ユリは、ソーセージとバジルと溶けるチーズを乗せたごく普通のをいくつか作っていた。


「生で食べられないものはないから、チーズが溶けたら食べられるわ」


キボウが焼いていたのを皿に取ってやると、ユメとソウは自分でフライ返しで取っていた。

一枚しか焼いていないソウとユメはすぐ食べ終わり、次のが焼ける間、暇そうにしているので、ユリが焼いたものを食べるか聞くと、ありがとう!と二人とも受け取っていた。


各自、食べながら時間をずらした2枚を焼くようにし、色々な具と色々なチーズでミニピザを作り、楽しんで食べた。


ユリはジャムの瓶を持ってきた。


「うふふ、これはなんでしょう?」

「りんごジャムにゃ?」

「リンゴのプレザーブです。アップルパイ風になります。柔らかいのが良いなら、ジャムもあるわよ」


先に少し焼いておいた皮に、箸を使ってきれいに美味しそうに乗せた。


「あ!ユリずるい!」

「キボーも! キボーも!」

「私の分も作ってにゃー」

「好みでシナモンを振りかけると良いわよ」


ソウとキボウは、シナモンをたっぷりかけていた。ユメは少しだけかけていた。


「はーい次はこちらです」


軽く焼いた皮に、板チョコを乗せた。


「これはすぐ食べられます」

「ユリ、取ってにゃ!」

「キボーも! キボーも!」


ソウは自分で取り、「同じ流れでデザート迄出来るのは凄いな」と感想を言っていた。



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