冷菓
外おやつに、小皿のプリンとお茶をだしてきた。
クレープをどんどん焼いていく。
四つ折りにし、ずらして重ねておく。
オレンジソースを作っておく。
生オレンジを、ナイフで房取りしておく。
注文が入ったらフライパンにのせてソースと一緒に温める。
フランベしてオレンジを飾って出来上がり。
飲み物はデフォルトで紅茶。
15:00
いきなり席が埋まった。
詰んだ。1人前ずつ15人前作ったら一時間以上かかりそうだ。
お約束的に、全員クレープシュゼットの注文だった。
大きいフライパンでいっぺんに何人分か作れるかしら。
よし、一番大きいフライパンで4人前ずつ作るか。
クレープ焼いておいてよかった。60枚しかないけど、今45枚使う。15人前出したらあと30枚は焼かなければ。
結果として、余裕で間に合った。
15人前だしてしまえば、30分から1時間くらいは入れ替えが無いからだ。
入れ替え後の人達は、違う注文もあり、落ち着けた。
どうしてもおすすめが食べたい人達は、早く来る傾向にある。
増やすべきなんだろうか?
無事に18:00になり、今日もお疲れさまであった。
「なーご」
「あ、ユメちゃん!プリンたべる?クレープシュゼットたべる?それともご飯たべる?」
「ユリー」
「ん?ソウ?」
戻れないかもと言っていたソウが帰ってきた。
「ただいまー」
「お帰りー!」
「これ、お土産」
「なあに?・・・アイス!凄い!」
「ソウ、カレーライス食べる?ユメちゃんカレーライス食べられる?」
「ユリごめん、すぐ出るんだ」
「そうなんだ。気をつけて行ってきてね」
「なーご」
「行ってくる」
「行ってらっしゃい」
ユメはいつまでも黒猫のままなので、カレーライスもプリンもクレープシュゼットも要らないと言う意味なのだろう。
「ユメちゃん、なにか食べたいなら教えてね」
「なーご」
ユメも行ってしまった。
一人でアイスを食べる。
あんなに食べたかったのに、なんだか美味しく感じなかった。
カレーにチーズをかけて、カレードリアにして食べた。
なんか、寂しいな。
明日の店売りお菓子でも作ろう。
冷蔵庫から折りパイを出してきて、製麺器を使って伸す。
菊型で抜いてグラニュー糖をつけてから上下に麺棒で伸ばし、葉脈の切り目をいれる。
少しおいてから高温の釜で一気に焼く。
リーフパイのできあがり。
まだパイ生地が残ってるから、ミニリーフパイでも作るかな。
おやつも作った。
明日は楽かな。