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アルストロメリアのお菓子屋さん  ~ お菓子を作って、お菓子作りを教えて、楽しい異世界生活 ~  作者: 葉山麻代
1章

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開店

翌日から、メニューをどう表現するか考え、ランチは二種類、ディナーは数種類、お持ち帰りお菓子も数種類作ることにして、絵にしてみた。


うわー、コピー機がほしい。

一枚丁寧に描いて力尽き、リビングに放置したら翌日5枚に増殖していて驚いた。

ソウがコピーしてきたらしい。


開店祝いだと言って、ソウから業務用大型ミキサーを貰った。

そのうち、パンも作れそう。


そうこうして招待料理から数日後、『レストラン リリー』としてオープンした。


初日、驚くほど人が来てくれた。

マーレイとリラにも手伝って貰ってやっとの思いでさばききった。


今日のランチメニューは、オムライス500☆と、ハンバーグセット1000☆だ。


意外とハンバーグセットの方が良く売れた。

レジの横にあるお土産お菓子も早いうちに無くなり、次回製造分の予約が入った。


初日だからみんなお祝いで来てくれたのかな?ありがたいことだわ。


夜はお酒とおつまみ的な料理が良く出るけど、あまり食事系料理はでなかった。


翌日、ランチメニューは、ドリア500☆と、ビーフカツセット1000☆を用意した。


やっぱり1000☆のビーフカツセットの方が売れた。


ご飯がダメなの?高い方が良いの?


更に次の日、ホットサンド500☆と、生姜焼き定食1000☆を出したら、客から言われた。


全種類食べたいのに、毎日変わったら必ずどちらかが食べられないからどうにかしてほしい。ということのようだった。


しばらく500☆ランチ2種類1000☆ランチ2種類の計4種類を一週間(5日間)出し、落ち着いてきたら日替わり2種類に戻すことになった。


予想よりはるかに売れることにちょっと驚いている。


お菓子も出す側から売れていき、大体予約制のような感じだった。

当日売り分を見かけると全部さらうように買っていく人がかなりいた。

そういう人は結構良い身なりをしている。


良い身なりの人のなかに、出迎えのときにソウと一緒にいた人達がいた。

後からソウに聞いたらここの領主様と主要メンバーらしい。

「挨拶しなくてよかったの?」と聞いたら「必要ない」と言われた。


この日のお菓子は売り切れで、ランチだけを食べて帰っていった。

この後ソウは遠出すると出掛けて行った。



数日後、主要メンバーさんだけで来店した。

この日はたまたまお菓子が残っていてそれが目に留まったらしい。


それで冒頭の会話だ。「君は菓子が作れるのか!」


必要で請われたのなら、まあ、ランチとお菓子がメインでも良いかなと思った。

この日、黒猫のユメが家族に加わった。


ユメが言うには、私が作るお菓子には癒し効果があるそうだ。

料理にも多少あるらしいけど、植物と糖分をふんだんに使ったものの方が効果が大きいのだとか。


植物?・・・あー小麦粉?酒漬けドライフルーツ?



そうだ、お菓子も力をいれなきゃならないし、ユメも家族になったし、店の名前を変えよう。

ずっと考えていた名前、「アルストロメリア」これを使おう。


ソウに言えば、「良いんじゃない?」とのことだった。

ソウはどうしてこの名前か、わかったかな?

ふふふ。

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