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万感ホームヘルパー  作者: 鉄ろくろ
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五人目 不定形の魔人フラクタル その2

悠久の記憶図書館について少し触れていきます。

魔物供養アプリの探知機能によるとここは『悠久の記憶図書館』である。悠久の記憶??ここでフラクタルさんは、俺の記憶の本を取ってきたのかな?俺の記憶だけ?無数にある本を見るとそうは思えなかった。


義人「夢の中やけど喉が乾いたわ。おっ!(・∀・)飲み物の自販機発見(。-∀-)なんか飲みたいな。俺の好きな濃いめのミルクティー置いてるやん。」


「シャリンシャリリン…ピッ♪…ガコーン」

自販機に硬貨を入れてミルクティーのボタンを押し、ミルクティー缶を取り出した。


義人「ん?夢の中やのに小銭持ってたな……何でここに俺の好きな飲み物が………まあ夢やしな。」


「カシュッ!!」


ミルクティー缶のプルタブを開けた。


義人「ごくっごくっごく…ぷはー(゜〇゜)うんまいなぁー、んまいんまい。ミルクティーうンマイナァー(・∀・)」


義人はマグロ好きな猫のようにまどろんだ。


義人「にしてもフラクタルさんみたいに、他の魔人とも仲良くできたりするのかな?それはそれで、たーのーしーみーぃぃぃ!!!(;´д`)」


義人はユーチューバーのぷろたんのように楽しみになっていた。


「ぺぺれぺペッペッペーン♪」


義人は物真似レベルが2になった。特技声真似を覚えた。


フラクタルさん「そのゲーム音は!義人君が主人公かい?」


義人「だったらいいなぁ…なんて…このゲームの由来知ってんの?」


フラクタルさん「当たり前だろ。君…俺を舐めてるな?」


フラクタルさんは、義人を睨んで苛ついてるようだ。


義人「え?!(゜ロ゜;…いやぁ」


フラクタルさん「飯田義人の人生クロニクル!!!」


義人「うぇあ?!(゜ロ゜;俺の記憶を本にしたもんやんな?」


フラクタルさん「私はこの本を隅々まで読破している。幼少期は勿論、小中高と荒れ狂いながらも様々な葛藤が入り乱れていき、練り上げられたその技の数々は………………( ̄□ ̄;)」


フラクタルさんは、鼻息荒く義人のストーリーを事細かに熱弁し出した。


よみっち「こやつ義人殿の根っからのファンじゃのう(¬∀¬)素直にそう言えん辺り、プライドの魔物…いや魔人か( ´-ω-)y‐┛~~」


色々有り1時間後。


義人「ところでフラクタルさん、ここってどうゆう場所なんや?」


フラクタルさん「ここは私の魔力の根幹を為す場所。君の脳内深くに同化している。だから私と君はここに入る管理者権限があるのだ。」


義人「よみっちも一緒に転移したのはなんで?」


フラクタルさん「夢の中に現れた時点で同じグループと認識されたからだろうね。」


義人「そうゆうもんなんか?それって俺が味方って認識してたから自動的に転移したんかな?敵と思ってたら、転移できへんとか?」


フラクタルさん「それは潜在的に害はないと思っていれば自動的に転移する。そして君の場合、100%害の有る存在を入れることはない。君の持つその能力がそうさせる。」


義人「へぇそうなんや。(いざとなれば味方と逃げれるわけか。まあ現実世界では、使えないけど…)それとあの本持った瞬間消えたんやけど、どうゆうこと?」


フラクタルさん「消えた記憶が戻れば、自動的に本はこの棚に戻される。昔からな……」


義人「思い出したこともある。例えば虫を千切っていた理由は、佃煮を作って食べようとしていたとか…今考えると何でそんなことしたかわからんけど(;´д`)何故か欠けてる気がするのは何故?」


フラクタルさん「あの本は足りないページが3ページ有る…抜き取られたあとがあるんだよ。まるで盗まれたみたいに…私が飯田義人の人生クロニクルを見たときには、既に3ページ抜き取られた後だったんだよ。そのせいかもね┐(´д`)┌」


義人「それってどうゆう事???」


フラクタルさん「盗んだ犯人がいるってこと。しかも君に関わるかなり重要なページなのは、間違いないだろうね( ´~`)」


義人「うーーん………ま、悩んでても仕方ないか。時間はたっぷりある。いろんな人から情報集めるしかないんやな。でもこんなこと知ってる人おるんかいな…」


フラクタルさん「私が手伝うよ(。-`へ´-。)」


義人「フラクタルさん…いや、フラさんありがとう。」


以降フラクタルさんは、フラさんで。


フラさん「飯田義人本人にあだ名を付けて貰える…大変光栄だ(*´ー`*)いっていいってぇ。」


よみっち「鷲も手伝うぞ…かわいい孫みたいなもんじゃからな。といってもこんな空間でもない限り干渉出来んが、調べるだけなら色々やりようがあるわい( ̄ー ̄)それに、ここならあの世の者も来れるみたいじゃしな…」


義人「よみっちもありがとう。」


よみっち「手伝ってもらってる礼じゃよ。」


義人「ありがとう。二人とも俺なんかのためにほんとにありがとう。」


フラさん「ここに住まわせてもらってるからこれくらいはね( ̄ー ̄)」


よみっち「かわいい孫みたいなもんじゃ、気にするな。さあ一旦そろそろ戻るとしようかのう。」


義人「爺ちゃんにありがとうってゆっといてぇ。」


よみっち「わかった。義人殿も何か有れば連絡するんじゃぞ。」


義人「???どうやって?」


よみっち「そのスマホに鷲の連絡先を入れてある。因みにそれは義人殿にしか使えない。万感雲散霧消(ばんかんうんさんむしょう)の力が作用して電波換わりになり、あの世と繋がるよう作られておる。他の者が使った場合まるで通話できない。通話するときは、ワイヤレスイヤホンで通話モードにして使えば目立たなくて良いぞ。」


義人「まーじかよ( ̄□ ̄;)!!はっはっはっはっ( ̄▽ ̄;)あの世の人と通話できるなんて前代未聞やで?!しかも俺の万感の力と作用して通話?!だからジョブズさんと共同かいは…ごっほゲフん( >д<)、;'.・ものほんの天才やな…とにかく、よみっちありがとう。」


よみっち「大分興奮しておるな(*´ー`*)まあそうゆうことじゃ。早速向こう側でこの話をして対策をたてる。仲間はあの世にも沢山居るんじゃぞ。一旦帰るわい( ̄ー ̄)」


義人「わかった。あの世の人達に宜しくお願いします。特にジョブズさんに宜しくお願いします(・∀・)」


よみっち「フラクタルとやら…平気な顔をしておるが、切られた箇所が疼くのか?額から汗が滴っておるぞ( ̄ー ̄)また会おうぞ。」


フラさん「…あの刀か……。」


そう言うとよみっちは空間を歪めながらあの世の世界に帰っていった。




よみっちがまだフラクタルについて気を許しておらず、今後どうなるか?気になるところですね。

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勇者 戦い 敵 日常系 是非見てください。
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