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知らなくてよい…

作者:

この世には絶対に表沙汰にならない者や事が存在する…

これからする話はそんなこの世にあってはならないそんな話だ……



5月10日



青い空、白い雲、無限にも続く大地、そして…赤く染まった僕の姿…………





「昨夜未明路上で少女の遺体が発見されました。犯人は未だ分からず近くにいる可能性もあるので気を付けて下さい。それでは次のニュースです……」


ピッ………





「殺人ね~物騒な世の中だ…ま、犯人僕なんだけどねw 」


そう今回の事件、犯人は僕だなんで殺害したって?そんなの決まってる暇だからだ!

こんな世の中つまらないだから変えてやる僕の手でこの手で!どんなに赤く染まろうが関係ない……





5月11日


「は~いホームルーム始めるぞ…え~いきなりだが今日から転校生がくるぞ~おい、入ってきなさい。」



「こんな時期に転校生か…

その時に僕はまだこの重大さに気付いてなかった…



ガラガラ……

静まり返る教室その空間には転校生の歩いてくる足音だけが響く…


「皆さん初めまして春野凛です。これからよろしくお願いします。」


言葉を失った…だってそうだろ僕が殺したはずの少女が目の前にいるんだから……


「な、なんで……」


「?おい、どうした佐藤?」

先生がクラスのやつらが僕に話しかけているでも、僕はそれに答えなかった…


「佐藤君って言うんだなんでって何が?」

転校生が僕に話しかけている…

「え、いや…何でもない…」

「ん?おかしな人」

転校生が微笑みかける

なんで…僕はその後に何を言おうとしたのか彼女の笑顔のせいで忘れてしまった…


「おい!佐藤飯食いに行こうぜ!」

「え、もうそんな時間か…」

「はぁ~お前朝からずっとそんな感じだな心ここにあらずって~」

「え、あ、うん、そうだね」

「はぁ~もしかして、あれか?」

「あれ?」

「おう!あれだ!お前、転校生さんに一目惚れだろ!

「……は!なんで、そうなるんだよ!」

「まぁまぁ、ここは俺に任せろ!転校生さん~」

「てっ!おい……」

「なに?佐藤君話って?」

「え、えっと…」

くそっあいつなんだよ後は頑張れみたいな暖かい眼差しは!

「佐藤君場所変えようか私も佐藤君とはちゃんと話してみたかったし…」

「う、うん…」

その時に僕が見たのは朝の笑顔ではなくまるでこの世の終わりのようなそんな暗く冷たい表情だった…


「で、なんで屋上なの?ここって普段は生徒立ち入り禁止なんじゃ…」

「校舎を見たいので~って説明したら鍵貸してくれたんだ!ほら、私、転校生だから!それに二人きりになりたかったし」

「転校生は関係ないんじゃ…って二人きりにって…」

「うん、佐藤君お姉ちゃんのこと知ってるよね…

「お姉ちゃん?」

「そう、私の双子のお姉ちゃん佐藤君知ってるよね!教えて、お姉ちゃんは誰に殺られたの…」

ここで僕です~なんて言えないな……

「えっと春野さんはその…答えを知ったらどうするの?」

「殺す…」

ただ一言だがその一言にはものすごい迫力と思いがあった……

「そ、そうなんだ…」

「うん、佐藤君もう一度聞くよ知ってるよねこの事件犯人…」

「うん、知ってるよ犯人……」


この世にはあってはならないこと知ってはならないことが存在する…彼女春野凛はその存在に触れすぎたそう今回のこの事件も同じだったのだあってはならなかったのだ、だから人々は触れようとせずずっとしまっているのだ…


5月12日


「また少女の遺体が発見されました。この遺体である少女は………」


ピッ……


「知りすぎた…それだけで罪あってはならない者や事に触れるはか…学校行くか…」

昨夜も僕の手は赤く染まった…この世を変えるためでなくこの世を正すために存在してはならないことを消すために……僕はこの世を変えられるのだろうか……

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