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第四話-「港に届いたプレゼント」

☆サティ☆~フルミネア王国王宮内「水の間」にて~


ここ水の間は、来客を呼び寄せ、舞踏会やお披露目会などを行なう、いわゆる客間である。

普段は入る事の出来ない私がなぜこのようなところにいるかというと、今日は姫のご生誕パーティーなのだ。

「ほっほっほ。お主は確か……」

「ビーシャイン地区領主サターンでございます」

「ほう、ビーシャインか。最近はどうじゃ?」

「はい、国家からの寄付金のお陰で上々です」

「そうか。これからも励むとよい」

「はいっ!」

元々ラテア様は人と接するのを好むお方で、特にフルミネア王国シェルビン地区領主のリバイン・シェルビン様と仲が良く、本当なら駄目だが、シェルビン地区のみ寄付金を多少高額にしている。

シェルビン地区はこのフルミネア王宮のある首都ノトレドから直線距離300km、車で八時間かかる。なぜそれほどまでにかかるかというと、その辺りは路面の整備が進んでいないので、トサント砂漠側へ大きく迂回しなければならないのだ。

執事ラールドとシェイス様の実家のあるビーシャイン地区も直線距離300kmはあるが、こちらの方は路面が整っているので、車で三時間程で行くことが出来る。

ちなみに、私の実家はノトレド中心部の一戸建てで、母が1階で果実屋を営んでいる。

最近は母とまともに会っていないので、今度帰宅可能日が来たら、母にちゃんと会いに行こう。

と、親孝行の極みこの上ない事を独りでに決意していると、後ろから声を掛けられた。しかも突然に、前触れもなく。

「姫……若干面倒くさがっているわね」

「きゃぁぁぁっ!え、エアリス様!話しかけられるなら一言知らせて下さいっ!」

「あら、驚かせたかしら?ふふ、ごめんなさいね」

「ふぅ……というか、面倒くさがっているってどういう事ですか?」

「見て、あの姫の顔。頬が固まりすぎてひび割れそうよ。では、そんな姫にいいニュースをば」

「??」

完全に訳が分からず混乱する私の横を通り、エアリス様はつかつかと姫の横へ向かい、耳に寄った。

何かを言われている時の姫の顔は見えなかったが、エアリス様が離れた後の姫の表情は歓喜そのものだった。

「ほ、本当かエアリス!」

「ええ。たった今、私の探査魔方陣に引っ掛かったから間違いないわ」

「そうか……すまないリバイン、急用だ」

「分かったわ。ふふ、姫って大変ね」

「全くだ。……じゃ」

どうやら、姫が会話をしていたのはご親友のリバイン様だったようだ。

ならば、姫はなぜつまらなさそうな顔を?

しかし、深く考えるのはやめた。

自分は大臣でもないし、ラールドのように王族の一員である訳でもない。そんな一介の侍女に一体姫の何が分かるというのだ。それより、エアリス様が姫に何を言ったのかが凄く、もの凄く気になる。

「エアリス様~」

「ん?どうかしたかしら?侍女長サティ」

「その呼び方だけはやめてください。……それより、さっき姫になんて言ったんですか?」

「ん?あー、さっきの?えーとね、姫がリ・ボン・ヅアドル王国の王女様、って言うか王族の皆さんが大好きな事、知ってる?」

その事については知っていたので、とりあえず肯定しておいた。

「はい」

「そう、なら話は早いわ。簡単な事よ。ヅアドル王族の船がレーサン港に到着したのよ」

「はぁ!?」

ヅアドル王族が来る事に驚いた訳ではない。むしろ、それは当たり前のことに思える。

では私は何に驚いたかというと、姫がそこまでヅアドルの王女様が大好きだった、という事についてだ。まあ、何かと優しいエアリス様の生まれ故郷であり、姫の事が大好きなリネア様の避暑地があり、それに何より、ヅアドルは姫の生まれた地でもあるので、気持ちは分からなくもないが。

しかし、姫がお1人でレーサン港に行かれるのは危険なので、バリバを連れて行っていただこう。

そう思って姫を追いかけると、彼女は来客擁路で誰かと言い争いをしていた。

その相手は-……。

プレゼント=王女様ww

一回これ全消しして書く気なくしましたww

歌を聴きながらやっているので、どうしても集中が切れちゃってww

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