片想い
心の奥底に、眠ってる言葉があって、でもそれを君に伝えるには、はばかって、そんな想いを君はきっと知らないよね。
もしも、今日、私が君に何も言わなければ君の中では、私はただのクラスメートだった人として、終わりだよね。
でも、私は、そんなの嫌だよ。
初めて話したとき、君は言った。
「好きなことを見つけて、それを頑張ってるのってすごいな。」
あの頃、頑張っていたことが報われなくて、好きなことだったけど、才能ないってあきらめようって考えるくらいつらかった。でも、君の言葉で、私は、救われたんだ。誰にも認められなかったけど、君だけは、認めてくれた。私はそのとき、君の優しさを知った。
「勉強もできて、頭もいいのに、それを自慢することもしないし、ましてやあんないい奴とか羨ましいし、尊敬してる。」
君と何回目かに話したとき、君は、君の友達のことをそういっていたよね。
そのとき、でもそのことはあいつには、言わないでって言ったよね。恥ずかしいからって。私は、そのとき、君の友達想いなところを知った。
それからは、よく君と話すようになった。
話すたびに君の良さを知ったんだ。
そして、いつのまにか君のことを目で追うようになった。
意識するようになった。
君に恋をした。
友達からは、あんなやつのどこがいいのか、と散々言われた。
だって、君は、第一印象怖すぎるし、口が悪いからね。
でもね、第一印象が悪いのは、目つきが怖く見えるから。
口が悪いのは、思ったことを素直に隠さずに言うから。
私は、そういうところも含めて君のことを好きになった。
君はきっと私のこと好きじゃないけど、それでもこのまま、お別れするのは、嫌だから、君にちゃんと想いを伝えます。
今日は、卒業式で、君とこうして話すのも最後になるかもしれない。
だから、言わせてほしい。
「君のことが好きです。付き合ってください。」
緊張して声が、上ずっていたけど、やっと言えた。
その言葉を聞いた君は、驚いた顔をした。
そして何か後ろに隠してたものを前に出して、わたしにくれた。
私は、それを受け取ったとき、泣きそうだった。
だって、君がくれたのは、花だったから。
しかも3本の薔薇だったから。
ねぇ、私、期待してもいいかな。
うぬぼれてもいいかな。
君が私と同じ気持ちだって。
だって、薔薇の花言葉は…
「あなたを愛しています。」




