表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
極東の神国  作者: 灰色坊や
プロローグ
7/31

極東の神国


 あれから気が遠くなるほどの月日が経ち……。


 時は前刀(なぎ)(れき)二〇一二年。


 地球滅亡が噂された十二月二十一日のことだった。

 世界に住む、ごく一部の人間が、生涯に必ず犯罪を犯す『ムイ』という人種に突然変異した。

 ムイには一騎(いっき)当億(とうおく)とも言えるほどの凄まじい異能の力が宿っていた。それを恐れた世界は、ムイを幽閉することを決めた。


 世界の人口、一九億八八四五万人(推定)に対し、ムイは僅か一八八一人で、何故か前刀歴二〇〇〇年に生まれた子どもしか居なかった。


 ムイ幽閉後、過失犯しか存在しないのが当たり前の、汚れ無き世界ができあがったのだった。


 故意犯罪者が存在し得ない、汚れ無き世界は、いつしか『極東(きょくとう)神国(しんこく)』と呼ばれるようになっていた。


 そして前刀二〇一二年以降、世界にムイが生まれてくることはなかった。

 その『代償』が……彼らの運命を大きく変えることになる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ