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皇国最期の反撃作戦  作者: パイン
対連合国戦線
27/49

武装偵察大隊

アメリカ西海岸、サンフランシスコ。


米本土攻撃隊はここから大規模な上陸作戦と決行する。


米軍もそれは予測していたらしく、沿岸には大量の野砲やトーチカが並んでいる。


持てる爆薬をすべて使ってもこの量を破壊するのは不可能だろう。


そこで彼らは各施設の正確な座標を記録した。


上陸時の艦砲射撃や航空支援で破壊するためだ。


その後、近くの空軍基地に侵入。


見張りの兵士に背後から近づく。口を手でふさぎ、銃剣を喉に突き立てる。


敵の歩哨はうめき声一つ上げず倒れた。


死体は近くの用水路に投棄した 。


すぐに基地内に侵入。


風のように侵入し、流れるように管制塔を制圧。


敵に悟られることはなかった。


また、部隊は滑走路に多数の地雷を設置した。


上陸時、敵の迎撃を防ぐためだ。


その基地の格納庫には新鋭爆撃機であるB32の姿があった。


こいつを空に上げてはいけない。そう思った隊員は格納庫を内側から施錠。


簡単には開かないようにした。


飛行場を制圧した武装偵察大隊は最重要攻撃目標の破壊に向かった。


破壊目標は高速道路と橋だ。


攻撃が始まれば、米軍はここから増援を送り込むだろう。


それだけは何としても食い止めなければならない。


だが、この日は運が悪かった。


これらの施設には米軍が警備として常駐していたのだ。


橋に爆薬を設置している最中、隊員が米兵に見つかってしまった。


隊員は両手を上げ、武器を捨て無抵抗の意思を伝えた。


米兵の警戒心が和らいだその瞬間、暗闇から別の隊員が飛び出し、米兵を銃剣で刺した。


騒ぎを聞きつけ、ほかの兵士たちが集まってくる。


すぐに銃撃戦となった。


武装偵察大隊の装備する100式機関短銃はフルオートでの射撃が可能だった。


圧倒的な弾幕で敵をなぎ倒す。


だが、米兵もトンプソンやM1ガーランドで応戦してきた。


銃声があたりに響き、遠くから装甲車がやってくる音も聞こえた。


両者ともに物陰に隠れながら隙を見て発砲している。


次の瞬間、一人の米兵が橋についているブローニング重機関銃で制圧射撃をはじめた。


少しでも当たれば致命傷を負うだろう。


破壊作戦は難局を迎えた・・・

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