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皇国最期の反撃作戦  作者: パイン
対連合国戦線
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米本土空爆

ースペイン カトリーヌ飛行場ー


ドイツ軍による大反撃によりスペインから連合軍は一掃され、今ではドイツ第三帝国のものとなっていた。


その飛行場には日本軍機である四式戦疾風と超重爆撃機富嶽の姿があった。


ソビエト共和国の飛行場を経由して日本本土からはるばる西ヨーロッパまでやってきた。


この飛行隊の目的はパナマ運河および米東海岸の軍事基地、工場の完全な破壊だ。


パナマ運河を破壊すれば米海軍の機動力はいっきに削がれるだろう。



5月1日 西ヨーロッパからアメリカ東海岸およびパナマ運河を叩く作戦「ロ号作戦」が発動された。


同日未明、富嶽50機と直掩の四式戦160機が基地から発進した。


富嶽30機はパナマ運河を、20機は米東海岸を目的に飛び立った。


5月2日 日付変更と同時にワシントンD.C上空に轟音が走った。


アメリカ合衆国の象徴であったホワイトハウスは四式戦の機銃掃射によって穴だらけにされた。


また、主要都市ボストンの工場上空に富嶽が襲来。


爆撃を敢行し、完全に破壊した。


ワシントンD,C近郊のアンドルーズ空軍基地にも爆撃が襲った。


空飛ぶ獣の異名を持つB32は地上で完全に破壊。


また、弾薬庫にぎっしり詰まった無線誘導弾が誘爆し、基地は火の海となり、当日中に機能を喪失した。



同じころ、パナマ運河にも攻撃が開始された。


パナマ運河では敵のレーダーに察知され、迎撃に来た敵戦闘機との激しい空戦が繰り広げられた。


だが、四式戦の大火力により敵機は次々に粉砕。


制空権を完全に勝ち取った。


絨毯爆撃と機銃掃射によってパナマ運河は完全に破壊された。


大統領は何とか生き残ったが、この襲撃を受けて西海岸に配備していた航空戦力の半分を東海岸に移すように命令した。


現場からは反対の声があったが、強行された。




大本営では西海岸と東海岸の遮断、西海岸の航空戦力の半減をしり、米本土上陸作戦の準備をしていた。


その大きな障害は、先の海戦で取り逃がした敵空母だ。


帝国海軍は西海岸の航空基地および軍港への攻撃を決定。


隠密度にすべてがかかっているため、この作戦には潜水空母と謳われる伊400型潜水艦が投入される。


新鋭攻撃機「晴嵐」を装備するこの艦隊ならばこのような作戦も可能だろう



1945年5月10日 西海岸から50キロの位置に浮上した潜水艦から次々に攻撃機が発進した。

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