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皇国最期の反撃作戦  作者: パイン
対連合国戦線
12/49

魚雷発射管開け

―伊400 艦橋―


「艦長、全艦攻撃位置に達しました」


「よし、魚雷発射管開け。潜望鏡深度まで浮上!」


伊400と401は目標の左舷。402は右舷から攻撃する。


「距離よし!」 「深度よし!」 「艦長、いつでもいけます!!」


「撃てえええええ!!」


計18本の魚雷が敵空母を襲う。



―ジェラルドフォード 艦橋―


「左舷見張りより報告!左舷より魚雷多数接近!!」


「右舷駆逐艦より緊急電!雷跡多数確認!!」


油断していた空母を魚雷が襲う。


一番艦ジェラルドフォードには10本が命中。


航行不能となり、雷撃処分された。


二番艦アダムズには3本が命中。大きく傾斜し、戦闘不能となったため撤退した。


しかし、残りの空母から爆雷を搭載した攻撃機が発艦する。


単艦で攻撃していた伊402が攻撃される。


艦内では配電盤がショートし、各所で浸水が発生した。


「艦長、本艦はもう・・・」


「お前ら、ここでこのまま沈んだら帝国海軍は末代まで舐められるぞ!!」


「艦長、皆覚悟はできております!!」


「艦長!!」


水兵が艦長の指示を仰ぐ。


「機関最大速!敵2番艦に突撃せよ!!」


伊402は敵と刺し違えて散ることを決断した。



南米沖、一瞬閃光が瞬いた。


敵艦は轟沈した。


これ以上の損害を被らないよう、他2隻の潜水艦は離脱した。



―ハワイ 連合艦隊―


ハワイの真珠湾には連合艦隊が入港している。


その陣容は圧巻だった。


今回の作戦に参加する艦艇は


大和型戦艦 「大和」 「武蔵」


大和型空母 「信濃」 「甲斐」 「薩摩」


翔鶴型空母 「翔鶴」 「瑞鶴」


長門型戦艦 「長門」


金剛型戦艦 「金剛」 「榛名」


伊勢型戦艦 「伊勢」


大鳳型空母 「大鳳」


重巡10隻


駆逐艦21隻


潜水艦10隻


連合艦隊発足以来、これほどの兵力が集まるのは初めてだった。


これほどの兵力を集めても、劣勢は明らかだった。


そこで、山本長官は敵艦隊をハワイ島近くにおびき寄せ、空母部隊と基地航空隊との合同攻撃で殲滅しようとしていた。


敵をおびき寄せる役は軽空母の「隼鷹」が担った。



1945年4月5日未明。


ハワイ沖を航行していた「隼鷹」が敵の偵察機に発見された。


大急ぎで反転し、ハワイへ逃げこむようにみせる。


「敵空母発見」の報に色めき立った米海軍は追撃した。


日が昇ると、基地航空隊がアメリカ艦隊を発見した。


1945年4月6日 未明。


連合艦隊旗艦「大和」抜錨。

次回、ハワイ沖海戦の火蓋が切られます!!

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