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54.大樹の手記 十章(閑話)

 十.種族補足

 

 竜族


 経口摂取により生命を維持している種族の中で頂点に立つのは竜族の仲間で間違いないだろう。その中でも高い知性、本能的に備わった魔術、強靭な肉体を持つドラゴン族は最強の個と言える。通常の寿命は300年とも500年とも言われるが、彼らに数を数える文化がないので定かではない。卵生でオスは種付けをしたのみでその場を去り、メスは生涯で数回の産卵をするらしい。


 個としては最強ではあるが、その表皮や牙の希少性、素材としての優秀性、そして倒すことで得られる大きな名声と言うくだらない理由で人間を中心とした冒険者の集団に乱獲され数を大きく減らした。そのため現在は人の立ち入ることが困難な深い山中や溶岩の流れる灼熱地帯、そして氷で閉ざされた雪山の奥地等の厳しい自然の中でひっそりと暮らしていると言う。


 ドラゴン族以外の竜族は小型なドレイクやワイバーンや地表を走るバジリスク、海を泳ぐシーサーペント等多岐に渡るが、総じて知能は低く攻撃的である。魔力が十分に高い相手には襲い掛かってこないが、魔人の子供等は注意すべき存在である。


 竜族か獣人か分類に困るのがリザードマンやドラゴノイドと言った地表性の竜人や、マーマンと言った魚人、もしくは海竜人である。彼らは個体によりばらつきが大きいものの、おおむね高い知能を持ち集落や村を作っての集団生活を行う。適正を持つ物は多くないが、中には魔術の習得を行う者もいる。


 精霊


 精霊には地火水風光影血と七種類の属性がある。それぞれの属性に応じた特性を持ち自然界から自然発生している。半実体で手のひらサイズの精霊晶から人に近い大きさのエレメンタル、そして人型の実態を持つ精霊族が存在している。


 精霊族


 地属性のノーム、火属性のサラマンドラ、水属性のウンディーネ、風属性のシルフが確認されている。光属性はエンジェルだと考えられるが、天神と共に滅びて以降は新たな存在は確認されていない。血属性の実態型は現状では不明だが、ゴーレム系統が特徴に当てはまる。


 影属性の実態型というものはなく、動物や物体に影精霊が憑依して生まれる。例としては狼を元にしたシャドウウルフや、鎧に憑依したシャドウナイトが代表的である。基本的には生物であれば長寿であったり強力な個体に、物質でも同様に年月を経た物に多く見られる。だが熟練の職人が作成したばかりの逸品に憑依が起きた事例はある。


 死霊族


 影精霊の仲間なのか、それとも別の存在なのかは不明だが、死体や骨が自立性を持って動き出すことがある。高度な知能を持つ物はほぼ存在しないが、まれに魔術を使用する個体が発生することがある。


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