目次 次へ 1/5 出会い 「貴方を信じてもいいですか?」 彼女は出会ったばかりの俺にそう言った。 俺は彼女の期待に応えられるだろうか。 彼女のたった一言が、俺を不安にさせる。 「俺を信じても、いいことは無いかもしれない。それでも信じるのか?」 こんな俺を信じないでほしい。 そんな思いから出た言葉で彼女に問う。 「信じます。たとえいいことが無かったとしても、貴方と出会った事には何か意味があるはずですから」 「意味か……、そうかもしれないな」 いつしか俺の不安は消えていたのだった。 貴方は信じますか?