なんでお前ら歌が上手いんだよ!
「次は私たちの番ね」
そう言って、静乃と陽菜はマイクをとって曲を入れた。
「これ今やってるアニメの曲じゃん」
「そうよ、翔も見てたのね」
静乃と陽菜が歌い始めると翔と琉生は驚いた、静乃の優しい声と陽菜の元気な声が重なって凄く綺麗で聞き入っていたら曲は終わっていた
「2人とも歌上手いんだな。」
翔は驚いた顔で言うと
「そうかしら?」
静乃は顔を少し赤くし照れながらそう言った。
「お前ら…なんでお前ら歌が上手いんだよ!」
「俺に歌が上手くなる方法を教えてくれよ!」
静乃はにこりと笑って頷くと
「才能ね」
と笑いながら言った
「それじゃ分かんねぇよ」
その時横から陽菜がはりきりながら言ってきた
「じゃあさじゃあさ、演歌とか歌って見たらどうかな?」
翔はなるほど、といった表情で陽菜の提案にのった。
「そうだよ琉生、演歌歌ってみたらどうだ?」
「分かったよ」
そう言って琉生はマイクをとり知っている演歌を入れた
琉生が歌い終わった時みんなは普通に聞いていた
「どうだった?」
琉生はドキドキしながら皆に感想を聞いた。
「悪くはないとは思うわよ」
「演歌なら聞けないこともないぜ」
「さっきよりはまだ良かったよ!」
琉生はみんなの感想を聞いて安心した。
「そっか、なら良かった俺は演歌が得意だったんだな」
琉生は笑いながら言うと
「あくまでも、聞けると言うだけで得意とは違うと思うのだけれど」
「そうかよ」
少しピリピリしだした2人の間に翔が入ってきた。
「まあまあ2人とも、これで琉生の依頼は一応終わったんだし、あとはみんなで楽しもうぜ」
それからはみんなで歌を歌ったり、琉生が普通の歌を歌ったりして土曜日は楽しく終わった。