無印ゲーム
「あらすじ」
不思議な霧に包まれ、突如見知らぬ場所へと飛ばされた少年亮太が最初に目にしたものは、一面の木々と死体の山だった
目の前の亡骸、自分の体に刻まれた11という数字、無数の傷痕に気付き戸惑う亮太
そこを抜けた先にある永遠とも思える一本道を抜けるとそこには、ひとつの洋館が存在した
救助を求めて駆け込むがそこは人の気配すら見当たらない寂れた無人の館
行き場をなくしたと思われたがそこには異様に大きな扉が不気味にそびえ立つ
その扉がすべての惨劇の始まりだった
明るくて賑やかな昼頃、僕はいつにもなく真面目だった。
「プロローグ」
見慣れた教室に見慣れた先生やクラスメイト達。
黒板には、大きく期末テストと記されている。
少しのすきま風がカーテンを大袈裟に揺らす。
それは紛れもなく、普通の高校生のよくあるイベントってやつだった。
そういうよくあることに最高に満足してる奴が居る
だから僕は、今日もどうしようもない普通を生きるんだ。
そして毎日を消火し、謳歌していく。
No.0001
「激動する変動する」
この辺り連日のテスト勉強で、乱暴に積まれた教科書、参考書の山が並んでいる自分の部屋。
まるで本が熱を発しているかのように小さな部屋全体を夏が覆っている。
脱力した体を動かし、冷房のリモコンを探す
「あれ?どこにやったっけ?」
アパートのワンルームでよくリモコンサイズの物を無くせるもんだなと自分に呆れる。
布団の下、机、本の隙間どこにも見当たらない。
大雑把に探しているとやがて、インターホンが鳴り響く。