[リラーゼ Ⅰ ]
ようやく投稿です。
ペンダントを指さした。
「多分、ここです。」
………
「これ、ペンダントだけど。」
「はい、ペンダントです。」
………
え?
僕は心の中で言った。
もしかしたら、口に出していたかもしれない。
「まって、リラーゼって、あの人型になるペンダントってやつだったりはしませんよね。」
……………
「そう呼ばれてもいますが、私は、[神に従う者]の方が正しいでしょう。」
彼女は真剣な表情だった。
なんだか、夢かなと思い僕はほっぺたをつねってみた。
痛い。
現実的じゃない、現実だった。
「あの… その、神に従う者のすごいリラーゼさんがなぜこの凡人の僕の家のペンダントにいたのでしょうか…」
「それはもちろん、貴方のお父様が買ったペンダントが世界に3つしかないペンダントだったのですよ。」
「へ、へぇ。」
なんというか、宝くじに当たったようなものなのだろうか。
いや、例えるなら巨大隕石かもしれない。
「あ、色が違うと思ったけどそれはなんで?」
「それは、貴方の秘めた力などに反応したのでは?」
「…え!」
僕は不覚にも憧れを持っていたので、瞳をキラキラさせ恥ずかしながら「どんな力でしょうかね?!」と響く声で言ってしまった。
リラーゼは笑った、バカにしたような顔で笑った。
「嘘ですよ。元からです。」
「………まぁ、みんな色が違うから偽物のペンダントと思ったのかな。」
「偽物とは、失礼ですね。実体化出来ない方が不思議ですよ。」
「そうなんだ。」
どうやら、リラーゼにとって、ペンダントは実体化するものらしい。
もしも他の[producelight]もリラーゼのようだったら大変ことになりそうだなぁ。
ギャク化してますね、すみません。
ちゃんとファンタジーになります(多分)のでもう少しそれまでの前置きと思って読んでいただけるとありがたいです。(笑)
それでは、また次話で!