ラディス拾われる
初作品第1話ʕ•͡•ʔ
緊張する〜
少年は見知らぬ天井を見上げていた
「!?ここどこ〜?」
思わず少年は驚きの声を上げた
「ここは私達の家なのよ〜。君森の中で倒れてたからさ、ここまで運んで来たのよ」
声の出所を見ると、金髪で耳が長い美人の女性がこちらを見ていた
(あぁ、僕は捨てられたのか…)
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俺の名前はラディス•ペストリカ。元貴族出身だ…
俺が生まれてすぐに徹底的な教育をうけた俺はわずか1歳ながらにして、言葉を話せるようになった。
上級貴族ペストリカ家は魔法の名門であり、数多くの天才魔導師が生まれた家だ。
俺が話せるようになってすぐに、魔法の適性検査と魔力測定が行われた
結果
名前 ラディス•ペストリカ
魔力量 ……157680
魔法適性… 風•水•火•土•雷 ユニーク…空間•暗黒•創造
……一体なんだこれは…
分かるように説明しよう
普通の魔法例えば《ファイア》と言う相手を燃やす初級魔法がある
《ファイア》を使うには魔力50消費するのだが…イマイチピンと来ないだろうだが、普通の魔導師の魔力量は1000〜3000なのだ…天才魔導師と言われた者でも10000〜15000だ…
(桁が一つ違うではないか…)
当時は両親達も大喜びだった。だが2年魔法を使う為の練習を行ったが一回も出た事がないのだ
この事に恥じ、両親は俺に睡眠魔法をかけて神樹の森に捨てたのだ
神樹の森ならば、放浪種族が肉を求めて毎日血迷っているのだから…
俺は捨てられて1時間も経たないうちに目が覚め、森の中で食料を探した
だが、食料は見つからなかった…いや、見つけられなかったのだ。
(あぁ、俺はここで死ぬのか…あぁ、意識が薄れてく…)
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女性を見つめると、微笑み、食事を持って来ると言って行ってしまった
1分も経たずに食事が用意された。
金髪の女性の他にもう2人赤髪の女性と黒髪の女性が後ろにいる。
誰だろうと思う疑問よりも、目の前にある食事に目が行ってしまった…
食べていいと言われたので遠慮なく頂いた
食事が終わり、片付けが済むと金髪の女性が尋ねて来た
「私の名前はイリア、種族はエルフよ。君の名前は?なんでこんな危ない所に居たの?」
どう答えればいいか戸惑ったが、正直に話した
「僕の名前はラディス…です。実は………」
イリアを含め他の2人も驚きの顔を露わにしていた。
気を取り直したのか、赤髪の女性から順に
「私の名前はアーシャだ。種族は龍だな…」
「ハイハイ〜☆私の名前はエミルよ!種族はヴァンパイア、で!本題だけどラディス君の血吸わせて❤︎」
(……ヤバイ、思考停止してる!え?アーシャさん龍って言わなかった!?
なんで龍なのに人間の姿なんだよ〜てかエミルさんもヴァンパイアって…
血吸われたら、俺明らかに眷属になるんじゃないか)
などと考え、あたふたしてるとイリアさんが、
「魔法で姿形帰られるんだよ?あとヴァンパイアに血吸われても配下みたいにはならないから全然大丈夫ʕ•ٹ•ʔ」
(…この人は心を読めるのか…?ありえないだろ〜)
「それとねラディス君、3人で話合ったんだけどもし行く当てがないならここに住まない? 私達が家族になってあげる」
そう言ってイリアさんは俺に抱きついて来た
(え?何これ…?完璧思考停止したわ)
数秒後
「えぇぇぇぇぇ!?!?」
To Be Continue
魔法については次かその次くらいに話します。
初心者なんで至らぬ点が多々あるとは思いますがこれからよろしくお願いします(*^_^*)