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詩&短編集

二人の思い

作者: 木下 碧

「諦めよう」


 そう思っていたのに…


 どうしてあなたは何時もそうやって期待させるの?



 



 そりゃあ、一方的に好きになったのは私だったけど

 

 私が幾らアプローチを掛けたって、あなたはあの子に夢中で私には一瞥もしてくれなかった。

 私が幾ら綺麗になれるように努力してもいつも「ウザい」といって追い払ってばかりだった。


 恥を惜しんで「どういう子が好み?」って聞いたらあなたは「少なくともお前みたいなのはねーよ」って言ってたの私まだ覚えてる。



 だからその時決めたの「もう、やめよう」って。





 私が何をしたってあなたは、私があなたを好きな事すらも許してくれないのだから





 でもそうと決めたら、あなたの前にいることすら辛くなって「いっそのことここから消えてしまおう」と思えたのに




 


 何故、あなたは電車に乗ろうとした私を引き止めたの?

 何故、あなたは私を震える腕で必死に抱きしめているの?

 何故、あなたの胸はこんなにも激しく音を立てているの?



 


 「離して!!」


 私は叫びながらバタバタと暴れた。


 別に私が嫌いなら止める必要なんて無いじゃない。こんな事をされてしまったら私はまた期待してしまう。


 「私のことなんてどうでもいいんでしょう!!そうやって期待させて私がボロボロになるのを見たいってわけ!?」


 彼の手を振りほどこうと自棄やけになっていると、静かに耳元で囁かれた言葉に私は思わず動きを止める。

 泣きそうになりながら後ろを振り返ると、珍しく焦った表情を浮かべた彼がいた。


 「うそ。そんなの絶対あり得ない」


 なんで今更そんな事をいうの?

 こんな冗談を言うなんてあなたらしくもない。

 

 

 しかし私が震えながら言うと、あなたはぎこちなく私の上に被さって、少し怒り気味の口調で再び呟いた。


 「うそなわけねぇだろ。俺はお前が――――――」










まぁ、結局ただのバカップルって事ですねw

こういうものは初めて書いたので、書いてる途中で「なんだこいつら」みたいなことになりましたww


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― 新着の感想 ―
[良い点] すごく情景や、事情が伝わってきました!読みやすいし、あくまで話の中でのことと思いますか゛、女の気持ちは、ひしひしと伝わってきました! [一言] あくまで小説だと思っているのですが、カップル…
[一言] 最後の怒りぎみが、起こりぎみになってますが・・・。
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