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save  作者: jo
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再会

最寄り駅の改札で僕は加奈が来るのを待っていた。僕の方が先に彼女を見つけた。視野の広さには自信があるのだ。人波の中の彼女の表情は心なしか、少し浮かない様に見えた。加奈は改札の外で待つ僕の姿に気づくと微笑んで手を振った。彼女は僕のもとまで歩み寄ると言った。

「待った?」

「いや、全然」

「変わらないね」

「髪、短くしたんだね」

「うん」

短い挨拶を交わした後、僕らは付き合っていた頃によく通っていた近くの喫茶店に向かった。

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