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save  作者: jo
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裕美子の儀式

裕美子が入浴を済ませ、浴室から出て来た。僕は彼女の住むこの部屋で何とはなしにテレビを見ている。裕美子は部屋に入って来るなり、テーブルの上の僕のアイフォンを手に取るとタッチパネルを操作し始めた。

「あー、また友達増えてる。しかも女だ。」

僕のフェイスブックを勝手に閲覧する裕美子。これは彼女が僕と会う時に決まってする儀式だ。

「フェイスブック上の友達なんて、あくまでネット上の付き合いだよ。」僕が幾らそう説明しても、フェイスブックをやっていない彼女には通用しない。不満げな表情の裕美子、さては僕の浮気でも疑っているんだろうか?

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