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花散る季節に  作者: タラ
6/9

香乃の場合


―――――――――――side K――――――――――――――――


(あれっ?日向の奴雫音の耳元で何行ってるんだろ?)


遠くから二人のやり取りを見ていた香乃は少し気になっていた。

(日向の奴何かやらかす気だな。)

香乃は頭の中で日向が何をするかいろいろ考えていた。

ふと前をみたら日向は部屋に帰っていて雫音はその場にまだいた。

「ちょっと雫音大丈夫。つかさっきの本当?」

「うん。だって困ってたら助けてくれたし、それに優しいし 私惚れちゃうよ。」

(まぁ雫音はかわいいもんね。日向がよく助けるわけだわ。ちっちゃいころの日向はかっこよかったな。よく泣いてたらすぐ走ってくれたのに。)

雫音の言葉を聞いていて、昔のことを思い出した香乃もなんだか恥ずかしくなった。

「早く移動して寝なきゃ。先生に怒られちゃうよ。」

(日向がだれかと付き合うのはなんかいやだな~。)

「うん。寝なきゃね。先生に怒られちゃうよ。」

香乃は口にした言葉よりもっと心配のことがあった。


夜 

同じ部屋の人たちは疲れ切っていたので早く寝ることにした。

みんなが寝ているのを確認した雫音は部屋から出ていった。

(ん?雫音どこにいったのかな? 私も行って、見よ)

香乃は寝ているふりをしていたのだ。

(え?テラス なんでこんなとこに?)

「イッテーー」

(え?日向なんでここにきたの?あっ さっき話していたのって。)

香乃は影から二人のやり取りをみていた。

「えーと ごめん平井さん 平井さんは可愛いと思うけど、俺ほかに好きな人がいるんだ。だから・・その・・」

(せっかく雫音が勇気だして告白したのに。 ってあれ? 少し私ホッとしてる?)

香乃は自分の気持ちがあまり知らないそうだ。いや気付きたくないだけなのかもしれない。



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