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 つまり馬鹿とは幸福状態にあるのであるが、人はそこから知恵のリンゴを齧らされて、メタ的な知性に目覚めるのであって、蛇とは知性の象徴であり、手足がないということであって、頭と胴体しかないとはこれはとても知性的な状態であって、逆に手足に目覚めると、人は反知性的になるのであって、そこに現実没入の鍵があり、多分手足とそれはとても深いつながりがあることであろうし、同時に白雪姫と7人の小人の、あの毒林檎あれも、知性と関係するのであって、ははあん、毒リンゴとは、つまり反知性的になることであり、反知性的とは自分を失っている状態であり、そこから王子様のキスによって自分に目覚めるってことであって、この場合の自分とはつまり希望的な自分であり、誰でも人は自分に肯定的なのであって、その肯定的なものをぶち破るのが毒リンゴであり、7人の小人の世界というのは逃避した現実なのであって、本来の現実は継母と一緒にいる世界なのであるが、また王子の関係している現実というものがあって、この世界には三層の現実があるので、ここに着目すると継母の世界から7人の小人の世界に飛び、継母によってその現実から昏睡状態にさせられて、王子様に助けられてまた別の現実に目覚めるのであるが、これは正反合という弁証法的世界観であって、白雪姫は人生のドタバタに逢着することによって、現実に成長しているので、そこから、継母がもう一回、老婆に化けて、毒リンゴを用意したらどうなるのだろうか、というと、多分、姫は王子様の現実とも飽きてくるのであって、王子様には人間としての面白みがないのであって、そこからまた白雪姫は眠り状態に陥り、7人の小人の中にいた、ある小男が急に成長して男になって、白雪姫を掻っ攫ってゆくのかもしれない。7人の小人というのも呪われた状態にあるのであって、実は7人の王子なのであり、いたずらばかりしていたので、さっきの継母に呪われたのであって、それは毒リンゴではなくて、毒みかんを食わされたことにしても良いだろう。そして、実は継母というのも呪われた状態であり、それはある女が男の呪いによって、そういう状態に陥れられたのであって、実は全ての根源は白雪姫の父にあったのであり、父は継母に冷たく当たりそのストレスで継母がおかしくなったのであって、では父はどうしてそんなに冷たい父なのかというと、実はこれも呪われているのであって、元の根源は白雪姫の実の母にあり、実の母は魔女だったのであって、継母はその女弟子なのであって、実の母は白雪姫に嫉妬して、そして、死にゆく自分に怒ったのであって、その恨みから全てが不幸になるように設計された物語ではなかったろうか。

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