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宇宙怪獣リバイバル  作者: オー
殻獣の襲撃
35/43

14. 掃討

よろしくお願いします。

汚物発言があります。

大爆発の衝撃と土煙が、ヒルデルの町の防壁を揺るがせる。


立ち昇る爆炎を目の当たりにして、胸壁に隠れていたミズキと兵士達が愕然としている。



「タマ……あのさ……あれって、いわゆるキノコ雲ってやつなんじゃ……」


「そうかもしれない」


「ちょっと、大丈夫なんでしょうね!?放射能とか含んでたりしないよね!?」


「大丈夫……だと思う?」


「疑問形!?自分が吐いてる代物でしょうが!?」


「お前だって自分のウ○コがどんな成分かなんてわざわざ知らないだろう!?」


「○ンコって言うな!!」




オレとミズキが言い合いをしていると、傍にいた兵士がかすれた声をかけてきた。


「や、やったのか……?」


「……っ!まだだ!」


声をかけられて気がついた。


防壁の下には、まだ(うごめ)いているものの気配がする。


風圧が治まった頃合い、防壁に身を隠していた警備隊員達が身を乗り出して、まだ土煙でよく見えない防壁の下を覗き込んでいる。


そんな彼らに一声置いて、オレは防壁の下に飛び降りた。




下に降りて、まだ土煙がけぶる中に見えたのは、ふらつきながらも立ち上がろうとしているアルジララクネ2体の姿。


オレはすかさずその2体に突進。


まず1体の顔面を掴み上げ、至近距離から紫雷撃を撃ち込む。


爆発と共に吹き飛ばされたアルジララクネが地面に激突し、爆散はしないまでもそのまま動かなくなった。



続いて、オレ目がけて振り下ろされてきた前脚をかわし、その前脚を掴んでぶん投げる。


後ろにあった防壁に衝突したところを、顔面に思いきり張り手を叩き込む。


顔面を陥没させたアルジララクネは一瞬痙攣し、ガクリと地面に崩れ落ちた。




これで目につく奴は倒した、後は……っ!


一息吐いたオレの背中に、太い針でも刺されたかのような感覚が走る。


この感じ、脅威になるものが近くにいる!



土煙の向こう側、ゆっくりと立ち上がる巨大な影。


「……?……っ!」


目を凝らした先に現れたのは、これまで倒したアルジララクネと同じ、銀色の外殻。


クモの身体から、サソリの尻尾が生えたかのような姿。


しかしその体躯は、今まで会ったクモサソリよりも二回りほど大きく、その前脚には、今までの奴らには無かった巨大なハサミ。


あれは、アルジララクネの仲間……もしや、話にあった、女王か!



ギチギチと外殻を軋ませてオレを見据えるアルジララクネの女王。


その身体から立ち昇る気配は、明確に、怒り。


怒っているか。怒っているだろうな。


なにしろオレは、奴の子供を皆殺しにした張本人だ。



次の瞬間、オレの背筋に高圧電流でも流されたかのような感覚が走った。


咄嗟にその場を跳び退いたオレの一瞬前までいた場所を、女王アルジララクネの尻尾の針が貫いた。


「!!」


見ると女王アルジララクネは先程と同じ場所、オレから30mほど離れた場所に立ったままでいる。


尻尾が、伸びたのか!?


あの位置からオレの場所まで届くとは、これは厄介だ。


それならば!

お読みいただきありがとうございます。

また評価、ブックマーク等いただき誠にありがとうございます。

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