プロローグ2
よろしくお願いします。
誰もがそうだと思うが、オレも自分が生まれた瞬間のことなど覚えていない。
気がつくと上も下もない、遠くに光る点々の見える暗闇の中を漂っていた。
周囲には誰も居ない、オレひとりだけ。
身体の動かし方や、自分に何が出来るのかとかはなんとなくわかったので、それからしばらくは闇の中を漂う生活が続いた。
遠くに見える光る点々は、近くに行ってみると丸くて降りられる所になっていた。
居心地の良い所もあればあまり良くない所もあり、食べる物がある所もあれば無い所もありで、それは行って見なければわからないのが少し面倒ではあった。
とはいえ、別に気に入らなければ他に移動すれば良いだけだったので、特に苦と感じたようなことは無い。
たまに降りた先でそこに住んでいた者達と会ったり、闇の中でオレと同じように飛んでいる者と会ったりすることもあったが、会った時は例外無く戦いになったので、世界とはそういうものだと思っていた。
どれ程闇の中を飛んでいただろうか。
ある時、オレはいつものように降りられそうな丸を見つけた。
そこは沢山の青と白と、少しの緑が目に眩しくて、かなり居心地が良さそうな場所だった。
降りてみるとそこには、とても沢山の小さな生き物が住んでいた。
オレに反応し、そして物凄い勢いで襲ってきたその生き物達とオレは戦い、そして負けて死んだ。
死んだ……はずだった。
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