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歴史上の人物を対談させてみた~哲学の巨匠編

作者: 雨男

哲学って楽しい。

司会:まず、今回はアリストテレスとプラトンのディベートをさせていただきます。あと、もう一人ゲストで来てくださった、雨男さん!では、よろしくお願いいたします。

3人とも:よろしくお願いいたします。

司会:では、実証主義VS理想主義についてお話しください。

プラトン:まず、この世界は、不完全なコピー的なものであると、私は主張しますね。この世界のような現像の世界に、真理はないですね。だから、つまり、想像の世界にしか、真理はないという理想主義を主張します。

アリストテレス:そこが違うんだよ。そもそも、想像の世界にしか、真理がないっていう意味がわからない。別に俺は、現像の世界に真理がなくてもいいと思っている。

プラトン:なぜですか?ちなみに根拠はあります。例えば、完璧な円を描くときに、完璧な円は描けないじゃないですか。でも、完璧な円は、想像の中に作れる。これってイデアという世界の証明になる。

アリストテレス:イデア的なものがなくても、、この世界のものをちゃんと分析すれば十分説明できると思うんだよ。

プラトン:そうですか。

雨男:俺は、アリストテレスが最もまともな意見だと思うね。そもそも、イデア界って存在するのか、というか、人類の意思って基本的に自由ではないですか。その、ストア派の哲学者から言えば、「自由とは我々の意思だ」と、発言しているんですよ。だとするなら、そもそも真理とは何かを問い詰めて、真理はある程度規則性のあるものと仮定するとするなら、イデア界が、人間の意思だと仮定するなら、規則性に囚われている自由は自由ではないから、イデア界に真理があるという理想主義が間違っているか、ストア派の意見が間違っているのか、という二択に絞れるんですよ。そういう展開ができるかな、と思っていたんですよ。で、自分は、ストア派の意見はまともだし、心の中に宇宙があると信じている。だから、イデア界なんてものを持ち出さなくても別にいいと思うんだよ。

プラトン:いや、イデア界と人間の意思は、イコールで結ばれないね。

アリストテレス:いや、そこがおかしいんだよ。その君が言っているイデア界っていうのが、どこにあるのか、言っていないからね。

プラトン:イデア界は、超越的な場所にあるよ。

アリストテレス:それは、完全に宗教的な話だな。

プラトン:、やはり宗教的な話ということになるのかあ。でも、イデア界には、神が存在しないんだよ。理性でたどりつく場所のことだね。

アリストテレス:は?いや、そんな特殊な世界があるわけないだろう。百歩譲ってあったとしても、イデア界の真理はどうやって導かれるんだ?というか、イデア界なんて持ち出す必要はあるのか?真理は、すべての根本の根源を差すはずだ。イデア界の証明をするのではなく、現実に、真理はあるのか、探索すべきだろう。そもそも超越的な存在って、何かこの「世界とは何か?」という質問を投げやりにしている気がする。

プラトン:でも、イデア界の証明は不可能だろう。

アリストテレス:じゃあ、結局矛盾に陥ることになるね。イデア界はいるという証言と、イデア界はいないという証言、どちらも証明できないってことになる。

プラトン:!!!

アリストテレス:イデア界なんて持ち出す必要なんてない。イデア界なんてただの

子供が書いた適当なアイデア、無謀なアイデアにすぎない。真理は、この世界にあるべきなんだ!

プラトン:君はさっき「イデア界なんて持ち出す必要はあるのか」そう言ったが、哲学に需要はないだろう。

アリストテレス:!!!!

では、採点の方どうぞ!!

論理性:アリストテレス、プラトン

論破:アリストテレス

議論の完成度:アリストテレス、雨男

1位にかがやいたのは・・・・

アリストテレスでした!





温かい目で見て下さい。

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