表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彼女は鈴蘭を食べた  作者: 月詠桔梗
3/19

3.(彼氏)


3(彼氏)


大学に進学してからも彼女は充実してたみたいだよ。

僕?僕の大学時代なんてお前が一番知ってるだろ。…そう。その通りモテてませんよ。

彼女はモテてたよ。サークルの先輩から告白もされたみたいだし、街でもナンパされたって言ってたし。

だってあいつ、可愛かったもん。

あーやめて本当。また泣けてきた。

僕、やばいのかな。精神やっちゃってる?

わかった、わかったよ彼女の話ね。

彼女は美術部に入ってたんだよ。

告白してきた先輩?

男の人も女の人もいたみたいだよ。

大学って自由に動けるからさ。

美術部では部長を務めて、

彼女の作品はコンテストで入賞して、

お金ももらってた。

試験でも良い点数とって教授に褒められたって言ってたし、資格も色々取ってたし。

難しい大学に通ってんのにさ。

そう、すごかったんだ。本当に。

一緒にランチを食べる友達も、授業を受ける友達も、絵を描きあう友達もいた。

彼女はなんでもできたんだ。

尊敬してた、今でも尊敬してる。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ