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彼女は鈴蘭を食べた  作者: 月詠桔梗
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17.(弟)

17(弟)


はぁ。また俺のとこに来たのか。

話さないって言っただろ。

え、華姉ちゃんに会ったの。

あいつ、そんなにべらべらと…。

待ってよ。それは訂正させて。

姉ちゃんは別に一人じゃ何もできなかったわけじゃない。俺のことよく面倒見てくれたのは姉ちゃんだし、俺と華姉ちゃんの喧嘩の仲裁も姉ちゃんがしてくれてた。

姉ちゃんはなんでもできる人だよ。

たしかに泣いた後の顔は何回も見たことあったけど、泣き虫なだけ。真面目で怖がりなだけなんだよ。

は?父さんとの仲?

父さんなんていないよ。

あんなやつもうとっくに家出てったよ。

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