表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

三題噺もどき

作者: 狐彪

三題噺もどき―ななじゅういち。

お題:雨音・水たまり・傘




雨音の響く世界で。


独り。


傘をさして、パシャパシャと歩いていく。


道のあちこちにできた水たまりを避けてみたり。


はたまた、飛び込んでみたり。


そんなことをしながら、雨の中、歩く。


雨が続いていると、寂しくなってしまうから。


何か楽しいものは無いかと、無意識に足が外に向いてしまう。


カラフルな傘をクルクル回すのは、このモノクロ世界に、色というものが無くなってしまったようで、さみしいから。


長靴も、カッパもカラフル。


街の全てが重たくて、何を見ても悲しくなってしまう。


―それでも、雨音が、少しだけ、楽しくしてくれる。


傘に当たって弾けたり、木々にぶつかったり、水たまりで跳ね返ったり。


そんな音があると、


雨の日も悪くない。


そんなことを思うのは、自分だけだろうか。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ