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9#開戦4

おはです。

リルと離れてからミカゲはテイムした魔物を出しながら敵の本陣を突き進む。そして、12階層を抜けた先にある荘厳な扉の前に着く


「ふぅー、やっと着いたかな…?それにしても、予想以上に魔物を消費したな…」


ミカゲは自身のテイムした魔物が何体残っているのか、どんな魔物が残っているのかを確認をする


渦で手に入れた魔物ではなく自身の手でテイムを行った魔物は空間の中に収納する事ができ、収納している魔物をウィンドウを通して確認する事ができる


「うーん、ちょっと心許無いけど…まぁ何とかなるでしょ」


そう言って一呼吸付くとミカゲは扉を開く


そこにはハシモトが立っており、ミカゲを待ち構えていた


「クソっ…あの鳥野郎結局僕の所まで辿り着いてるじゃないか…!!まぁ、でもルーキーが相手なんだ大した力も持ってないだろう。どうせ僕の勝ちは揺るがないんだ…」


「やっと、ここまで来れたよ。最後の方はよく聞こえなかったけど、どうする?改めて自己紹介でもする?」


「調子に乗るなよ!!ルーキー風情がどうせ僕には叶わないんだ!!」


「うーん、やってみないと分からないかもよ?」


「ふん!!ここが誰のダンジョンなのか忘れたのか?行け!!」


ハシモトの声に合わせて数々魔物が湧き出る


「まぁ、そうなるよね」


そう言ってミカゲも最後の魔物達を呼び出す


「ど、どういう事なんだ…!!貴様が魔物を呼び出せる訳無いだろ!!」


「まぁ、そこはスキルのお陰かな。それじゃ、そろそろ終わらせようか。」


そうして、最後の戦いが始まりを告げる


所変わってフロウとリルの戦いではフロウが優勢となっている


「ふふ、貴方も中々に強いですねポテンシャルで言えば私何かより遥かに高いでしょうが…まだ、経験が浅いようですね。動きに無駄がありすぎですよ。」


そう言ってフロウは攻撃を仕掛ける。フロウは自身の持っている影魔法を巧みに使い死角からの攻撃や退避を繰り返しており、リルは上手く攻められないでいる


「うーん…やりづらい!!もう、その暗いところに隠れるの禁止!!」


「ふふ、面白いですね。そんなことを言われても私も生きる為に必死なので許してください。」


尚もフロウが優勢のまま戦いは続いて行くが何かを感じ取ったフロウは攻撃を止める


「何をしようとしているのですか?」


フロウは何かを悟り迎撃体勢を取る


「マスターからの許可が出たから、本当の本気を見せるからね!!覚悟してね!!」


リルは戦いの最中ミカゲと連絡を取り合い、ミカゲはリルの報告から神化の限界ギリギリである5分間の時間を与える


「行くよ。」


そう言って、リルは槍を捨てるとヨルと同様に体を変化させる


「なるほど…獣化ですか…にしても、可愛らしい姿ですね。まぁ、獣化した貴方に言葉は届かないでしょうが…」


「違うよ、わざわざこの洞窟の大きさに合わせたんだよ。それに、リルが行ったのは獣化じゃないから」


リルは言い終えると一瞬の内に距離を詰めてフロウの体を爪で切り裂く


「…!!」


フロウは反射的に体を反らす事に成功し致命傷を免れるが呼吸は乱れ体には大きな傷跡を残す


「はー…はー…な、なるほど…本当に只者では無いようですね…」


「やっぱり、この姿だと戦いやすいね。次で仕留めるから」


そう言って、リルは攻撃しようとするとフロウは声を掛ける


「参りました。今回は私の負けです。ですが、次は勝たせてもらいますから。」


その瞬間フロウは敵味方構わずに広範囲の魔法を放つ


リルは一瞬の隙を付かれて魔法の防御を行い砂埃が晴れた先には既にフロウは消えていた


「あ〜あ、マスターに謝らなくちゃ。」


そう言って、リルは神化を解いてミカゲの後を追い、逃げる事に成功したフロウはハシモトの元には行かずに戦争が終わるまで影の中に身を潜めるので合った


リルとフロウの戦いに決着が着くと同時にもう1つの戦いも終わりを告げていた


「ハシモト君もそれなり強いみたいだけど…正直期待外れだったね。」


そう言葉にするミカゲの視線の先には配下の魔物を失い膝を付くハシモトの姿で合った


「クソっ…!!何で何だ!!おかしいだろ!!何故、2ヶ月そこらのルーキーに負けるんだ…!!おい!!フロウ!!出てこい!!そして、こいつを殺せ!!」


ハシモトは半狂乱状態となり叫び散らす


「大丈夫だよ、君は殺さないからさ安心して。」


「ほ、本当なのか…!!」


「うん!!但し僕にテイムされて貰うけどね。ちなみに、さっきから魔物を出せたのはこのテイムのおかげだから。」


「そ、そんなの無理だ!!僕は魔物でもなくダンジョンマスター何だ!!お前も転生者なら助けてくれよ…!!」


そう言って情に訴え掛け始めるハシモトに対して鋭く静かな視線を浴びせる


「助ける訳無いだろ?それじゃ、この戦争を終わらせようか。」


そう言って、ミカゲは配下の魔物達を使いハシモトを気絶させるとテイムを行い、それと同時に終わりのベルが響き渡った


テイム︰対象を使役する事ができる。また、対象を身体的、心理的に弱らせる事で成功は上がり、対象が心酔している場合には絶対に成功をする。

最後まで読んで頂きありがとうございますm(*_ _)m


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