7#開戦2
こんです。明日からリアルが少し忙しくなっていくので投稿頻度が落ちますm(*_ _)m
投稿予定日は7,9,11,14,17です
「クソっ…!!どうなってるんだ…転生したばかりのルーキーが森林地帯に加えて指揮系統を行える魔物を2体はどう考えても有り得ない、どうなってるんだ!!」
ハシモトは最奥の間で当たり散らすと影から人が現れる
「安心して下さい。ハシモト様は我がマスターの庇護下にあります。私1人でこんな戦争どうとでもなります。」
「あぁ、期待してるぞ。」
ハシモトは影から出てきた人物の言葉に落ち着きを取り戻し、ヨル、リルの方に向き直る
「そうだ、私にはお前が付いてるのだ何も苛立つことは無い。ふふ、ミカゲよお前なぞその辺のゴミに過ぎんのだ」
「それでは、私もそろそろ動いて参りますので失礼します。」
そう言って影に消えていく
ミカゲのダンジョンを進んでいるメイは少しの違和感を覚える。森林地帯では、ゴブリン種から獣種、昆虫種といった様々な魔物が森の機能を活かしながら攻めてきており、メイは五感を研ぎ澄ませながら進んでいる。
「何故、魔物の種類がここまで違う…?」
「それは、テイムした魔物を使ってるからですかね?」
「っ!!」
不意に答えられた声に反応をして警戒レベルを引き上げる
「何処にいるんですか?」
「さて、何処に居るでしょうか?探し当てて見てください。」
メイは挑発に乗りそうになるがゆっくりと深呼吸をして五感を研ぎ澄ます
「そこ!!」
そう言って茂みに向けて風魔法で攻撃しその範囲から血が飛び散る
「口程にも…」
「惜しいですね、残念そこに居たのはただのゴブリンです。」
メイに語り掛ける者は言葉を遮るように声を掛ける
「?!」
「貴方は一体誰なんです?あの時ダンジョン訪れた際には居なかったはずです。」
「多分居なかったと思いますよ。ちなみに私はこのダンジョンの管理を任されております、ヨルと申します。」
「そうか、ではお前を倒したらダンジョンマスターの元に辿り着くのだな?」
「いえ、我がマスターは今頃貴女方のダンジョンに居ると思いますよ
」
「どういう事何ですか?」
「そのままの意味でございます。ちなみに念話を飛ばそうとしても無駄ですので。わざわざ、ここまで説明したのは時間稼ぎが目的ですので。」
メイは顔も見えぬ者言われて直ぐに魔力をハシモトに向けて飛ばすが反応が帰ってこない
「何をしたんだ!!」
「教える訳無いに決まってるじゃないですか。ちなみに貴方の未来なら教えて差し上げますよ。」
「?」
「そんな事も分からないとは…」
「何だと言うのです?」
メイは数々の挑発から怒りに体を震わせて問う
「それは、自分で考えて下さい」
ヨルのその言葉を最後にメイの視界は一変した
「な、何が…」
メイは先程まで居た森とはうってかわり辺りは草の1つも生えない砂漠の世界が広がる
「暑さも先程とは変わらない、率いてアンデッドも消えてる…なるほど、幻想の類ですか」
「あら、以外と直ぐにバレてしまいましたね。」
そう言って初めて姿を現して言う
「蛇人ですか…あの人を苛立たせる話し方にも納得がつきます。」
「褒め言葉として受け取っておきますね。」
「ですが、姿を見せたのは間違いでしたね。幻想に掛かっていても私には第六感というのがありまして、あまり意味を為さないんですよ。」
「ご丁寧に説明してくれてありがとうございます。ですが、問題ありませんので心配為さらずに」
「ここまで来て負け惜しみですか…では、貴方を倒してマスターの元に向かいますか」
そうして、メイはヨルの首を刈り取る為に駆け出そうとするが突如として警告音を最大限に鳴らす第六感にせき止められその場で身構える
「来ないんですか?では、マスターからの許可も頂きましたし私も本気で行きますよ」
そう言ってヨルの体は膨張して行きやがて森を飲み干す程の大蛇となる
その姿を見たメイは恐怖で顔を滲ませ一目散に振り返りダンジョンを出ようとする
「何と滑稽な…逃げられる訳無いじゃ無いですか。これでおしまいです。」
そうして、ヨルはメイを含めたアンデッドの軍勢を飲み込むとミカゲに連絡をする
「ミカゲ様、こちらの掃除は終わりました。それと、神化の所要時間も大分残しておりますので、援軍に迎えます。」
「おお!!ヨルありがとね!!こっちの方は大丈夫だから継続してダンジョンの守りをお願いできる?」
「はい、分かりました。マスターの方もお気を付けて。」
「うん!!それと、もしものときは呼ぶから準備お願いね!!」
そうして、ミカゲとの魔力を切るとヨルは恍惚とした表情を見せてつぶやく
「ミカゲ様からお褒めの言葉を貰ってしまいました…あぁ何と至福な事か…」
ミカゲとの会話を反芻しながらその場に立ち尽くす中、先程飲み込み損ねたアンデッドの一体がヨルに対して攻撃を仕掛ける
「この、感情を邪魔しようとは…」
振り向きもせずに軽く体を逸らしながら避けるが、ヨルはこれまでに無いほど怒気を放ち、顔を歪める
「では、綺麗にしましょうか跡形も残らない程に」
そうして、ヨルはダンジョンに巣食う敵の魔物を蹂躙していくのであった
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