5#開戦前
ばんわです。今日はお友達が誕生日でしたので、一緒に祝って欲しいです。
「とりあえずはやれる事はやったかな」
ミカゲはハシモトの勧告の無視をして準備を進めて行き丁度3週間経った頃に再度あの獣人メイドが来て宣戦布告をした
そして、現在は風呂に入りながら翌日の戦争に向けての最終確認をしている
『いやー、初めての戦争に関しての意気込みはどうだい?』
「何で人がお風呂でくつろいでる時に来るのか…やれる事は全部やったし、自身のスキルも結構使いこなせるようになったからね、つまんない戦争にはさせないよ」
『へぇ〜、結構落ち着いてるんだね。明日死ぬかも知れないのに凄いね』
「ありがとう。まぁ、明日死ぬかも知れないのは毎日変わらないよ。だってダンジョンの攻略をされただけで僕の存在は無くなってしまうのだから」
『え?そんな事言ったっけ?ミカゲの存在が無くなる時は殺される時だけだから、別に攻略されても存在は無くならないよ』
「は?」
ミカゲは転生してから生まれて初めての殺意を持って答える
『いやー、ごめんって。お詫びに耳寄りなヒントを上げるよ。君の持ってるスキルで等価交換とテイムとかあるでしょ?固有スキルは概念に縛られないで考えてみると良いかもね』
「概念?」
『そう!!ヒントはここまでだから明日の戦争楽しみにしてるね!!』
そう言ってロキの気配が消えていく
「概念か…」
ミカゲはロキのヒントを考えながら入浴を済ませ、翌日の戦争に向けて体を休めていくのであった
ミカゲは次に目を覚ますとそこにはロキと最初に出会った世界が広がっていた
「どういう事だ?」
「いやー、こうして会うのは久しぶりだね!!」
「久しぶりだな、ところでどうなってるの?」
「うん!!戦争はね神々にとってはうってつけの鑑賞娯楽だからね最高神の名の元に別の空間を作り出して行われるんだよ」
「はぁ〜…まぁ、良いやそこら辺の事はまた聞くよ。んじゃ、その作られた空間?世界?で戦争するって事で良いんだよね?」
「それで、合ってるよ。ちなみに戦争で消費した罠や魔物は復元されるから安心して使い潰して良いからね」
「おお!結構懸念した所何だよね。けど、そしたら経験値とか貰えない系?」
「そういった、諸々は戦争終了後に勝者が貰えるから安心してね。ちなみに戦争は2時間後を予定してるから調整忘れずにね!!観覧席から応援してるよ!!」
ロキは空間に溶け込みその場から消える
そして、1時間程経ちミカゲは最終調整を終えると後ろから聞きなれない声が聞こえる
「おい!!せっかく勧告をしてやったのに無視するなんて!!ただで済むと思うなよ!!」
声の方を向くとそこに小太りのおっさんが居座っており、隣にはミカゲのダンジョンに来た獣人メイドが立っていた
「あ〜、貴方がハシモトさんですか…初めまして、ミカゲと申します。」
そう言ってうやうやしくお辞儀をする
「な、何だと?!僕をおちょくってるのか?!メイ!!」
そうして、隣に居た獣人メイドに指示を出すとメイドはミカゲ目掛けて突き進む
すると、そこに突如として現れたロキが防ぐと思ったら、同伴した人物によって防がれる
「ねぇ〜、余りにも躾がなってないんじゃない?」
ロキはにこやかに笑みを浮かべてその者につげる
「ふん、知った事かそれにあの程度の攻撃も避けられない様な雑魚を代行者にしているお前に言われる所以は無い」
「まぁね、でも今の攻撃が通ってたら無条件で君の代行者の負けだったんだし、お礼の1つでも出来ないの?」
「無いな。」
「あ、そ。ミカゲ君は知らないかもだけど戦争前に対戦者に危害を加えたら無条件敗北だから気を付けてね。」
そうして、ロキが連れてきた人物はハシモトを連れてその場を去って行くので合った
「ちなみに、お察しの通りあの子が君の対戦相手でヘイムダル君の代行者なんだ!!ちなみにヘイムダル君はさっき僕と一緒に来た人ね」
「へぇ〜、仲悪そうに見えたけど何か合ったの?」
「特に無いかな?まぁ、合ったとしても僕にとっては本当にどうでもいい事だと思うよ」
「そう言うと思ったよ。それじゃ、ちょっと気持ち落ち着かせたいからもう出てって良いよ。ちなみに、楽しくなるように努力するから期待しておいて」
ロキはミカゲの言葉に訝しげに見ると、直ぐに笑みを浮かべて答える
「それじゃ、楽しみにしてるからね。それと、この戦争が終わった後にヒントの解答が見れたら嬉しいかな」
そして、ロキはスキップをして消えていくのであった
「そう…やっぱり、僕の考えは合ってるのかも」
ミカゲはロキの言葉に自身の考えていた事と重ねて思案を巡らせ笑みを浮かべるので合った
そうして、時間が過ぎ開始時刻となる
「わしわ最高神のゼウスじゃ、両軍共に楽しませてくれることを祈る」
そう言って、ゼウスと名乗ったおっさんは手を下に振り下ろすと開始のベルが鳴った
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