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乙女と輪舞曲を永遠に。
これはおひめさまとおうじさまの物語。
春の日差しに微笑んで、
夏の香りを2人歌う。
秋の木漏れ日に目を細め、
冬の眠りを抱き語る。
お姫様は運命の人と、
王子様は美しい人と、
幸せな物語を歩む。
輝かしい世界を描く。
健やかなる時も、病める時も、
喜びの時も、悲しみの時も、
富める時も、貧しい時も、
あなたと2人、君と2人。
例えば一輪の花が咲いて。
あなたはそれをどうするの?
君はそれをどうしたい?
君が求めたそのままに。
そうしていつか、
たくさん花が咲いたなら、
真実の花束を作りましょう。
花束が出来たら君にあげよう。
花束が出来たらあなたに渡すの。
何色の花が咲くだろうか。
何色の花になるのかしら。
そうして笑い合う2人。
物語を綴っていく2人。
素敵な王子様と、
可愛いお姫様。
物語はめでたしめでたし、
ハッピーエンドしか許されない。
だから2人はずっと幸せ。
暖かな世界に、いつまでも。
そうして輪舞曲を歌いましょう。
その命のある限り、
真心を尽くすことを、誓って、
そうして、
からん。




