強者と執事
大変遅れてすみませんでしたm(_ _)m
こんな調子でちょくちょくこうしていきますので
気が向いたら見て貰えるとありがたいです
「ステータス!」
何してるかって?
そんな事決まってるだろ
異世界だぞ異世界(多分)なんかこうステータスぽいもの確認したいだろ
さっきのシリアスはどうしたって?
そんな物とっくのとうに捨ててきた
何時までも悔やんでても意味ない
それに今の状況を変えるには出来ることは何でもしないとな
とは言うもののさっきから何の変化もないさてどうすっかな
何でもいいからどうにかなんないかね
“グワアアァァァ” “ひいぃぃ”
ヒュン
バシャ
その時、獣の咆哮そしてさっきの男の悲鳴が響き俺の周りの布が真っ赤にそまっていた
俺はその時何が起こっているのか理解するのに少し時間が掛かった
「何g⁉」
ドスン! ドスン! ドスン!
今の状況を確認する為に血濡れた布の間から外をみる
とこの馬車2倍はありそうな巨体が目にはいった
何でこんなにも連続して不幸な事が続く?
俺は普通に過ごして来ただけだぞ
そうは思いつつもばれたら死ぬ
気配を消し出来る限り息をする音も最小限に
心臓の音が外の化け物に聞こえるんじゃないかってぐらいにうるさい
さすがに手が鎖で繋がれてちゃ逃げるもんも逃げらんない
そんな事を考えていると頭の直ぐ上を鋭利な何かが通りすぎ鎖が切れる
「…こんなでかいのからどうやって生き延びろって言うんだよ! 」
切れたのは鎖だけじゃない俺が乗っていた馬車の屋根ごとキレイにスパッときられていた
本来なら空が見えるはずのそこから切った魔物がのぞいていていた
鎖が切れた事を喜べば良いのか
バカでかい魔物に会っちまった事を悲しめばいいのか
そう思うのもつかの間その魔物は今にも手を降り上げて次はお前だという様に赤い目が睨んでるくる
取り敢えず逃げなきゃ殺される!
鎖が切れたので急いで馬車から出る
それと同時に今まで乗っていた馬車が奴の手で壊され空中に放り出される
「ガハッ!」
そのまま不様に受け身もとれずに
肺の中にある空気を全て吐き出し倒れる
無理矢理に体を起こすとその怪物の全貌が見えてくる
ライオンの体についた巨大な翼
尻尾の部分では大蛇がこちらを殺さんとばかりに睨んでくる
牙や爪は鋭利で軽く引っ掻くただけで体はバラバラに成ってしまうと容易に想像できる
“キメラ”色々な物語で化け物として出てくる怪物
そんな怪物を前に俺は行動する全ての力をなくした
さっきの馬車もただそこにあったから壊しただけで誰がいたやどうなるなどどうでもよくただ自然に腕を振っただけ
俺なんかの弱者には勝てない
絶対的強者の特権
弱者はそれにただ蹂躙されるだけ
これまでの人生が走馬灯の様に浮かぶ
特別なことは無く普通のありきたりな人生だった
死の恐怖に目をつぶる
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目を閉じたまま何秒かが過ぎ
何時までたっても痛みが来ない事を不思議に思い目を開ける
そこには
絶対的強者の攻撃を受け止めている執事がいた
どうだったでしょうか?
誤字・脱字
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